FC2ブログ

筋肉と気の緩み核心

土日に一日置いた祝日と、外岩予定がみっちり詰まっていた外岩ウィークエンドにもかかわらず、うっかり前日に月イチのマッサージに行ってしまった。マッサージを受けてから絶好調が訪れるまで、数日は決まって調子が悪い。最近行きつけになったマッサージの先生にそんな話をして原因を聞いてみたところ、コリをほぐして整体を施しても、あるべき姿勢と筋肉が使えるように戻るまで数日を要するからではないかとのこと。

そんなわけで、何も期待できなそうなマッサージ翌日の土曜日は小川山にアンジェラ、武蔵君に三鷹ジムのあおちゃん、けーこさんと向かう。皆に美味しいパンを食べて欲しくて、またバックハウスインノに寄って行く。早速食べたかぼちゃシフォンケーキの美味しさに皆虜になったようだ。


朝の軽い渋滞もあって9時半頃に到着し、僕とアンジェラ、あおちゃんはクジラ岩へ船長になりに、武蔵君とけーこさんはコンケーブを登りにヴィクターに行きましたとさ。

IMG_7023s.jpg

クジラ岩には黒タオル先生ご一行、もっさんご一行の見知った面々もいていつも以上に賑やか。僕は皆のトライを冷やかしながら恒例のトリトン岩でアップ。そしてもっさんが登った「穴秘書」なる「穴社員」から「穴社長」のスローパーに繋げる2級ぐらいらしい課題にトライ…が、安定のスロースターターっぷりで社員パートで落ちまくり、皆にガンバをいただくという体たらく。

なんとか「穴社長」のスローパーに到達したものの、マッチが苦手なのでリップへの一手が出ず。「穴会社」の二手目が止まるくらいには温まったので、何人かがトライし始めてマットが置かれた「緑のマント」にトライ開始。他のクライマーさんたちのトライを見て、一手目をカチると良いということに気付き、採用すると二手目もリップへのランジも出やすくなった。

スタートから繋げてランジを試みるも、距離がわずかに足りず、ずるりとフォール。「エイハブ船長」をトライしていたアンジェラは、全くコッペパンが止まらなかった前回と違って今回は数回リップまでいくものの、膝マントルには至らず。ここ数週間左カチを持つ左手小指が痛いとのことで、その限界が来たので断念し移動。


石楠花エリアの瞳岩へ。アンジェラはお昼休み、僕は「瞳の奥」、あおちゃんと黒タオル先生は「神の瞳」にトライ。「瞳の奥」は以前マントルを返せたことのある48さんに聞いたヒール位置で試してみたところ、右足を切ることはできて少しは乗り込めたものの、やはり返しきれず。

黒タオル先生は「神の瞳」の一手目を前回極まったニーバーに固執して苦戦。初トライのあおちゃんは皆のムーブをモノにしていき、早くもマントル突入。右手を返しきれば完登だったものの、力尽きてフォール。その後は残念ながらマントルに到達できなかった。


最後に1時間ちょっとだけファンタジー岩へ。アンジェラとあおちゃんは先客のクライマーさんたちもトライしていた「モルボル」に混ざってセッション。僕は宿題の「モルヒネ」にトライ。1便目でミスなくリップに到達したものの、カチの持ち方を間違えていてフォール。モルボル合流までのムーブは洗練されてきたものの、やはりヨレてくるとかなり持て感が違う。

復習がてら「モルボル」のマントルを返してみたけど、マントルまで入れば問題なさそうなだけに悔しい。時間いっぱいまで皆でトライしたものの、誰も登れずタイムアウト。ヴィクターで難課題「モファット・トラヴァースⅠ」1級を登り、「縦ダイク」初段もあわやワンデーという相変わらず勢いの止まらない武蔵君と合流して撤収。


ヘルシーパークで入浴するも、会社から電話でゲンナリ。さらに帰りの車内で助手席に座ったなら運転手に話しかけろ責められ不貞寝。境川で1000kcalオーバーの焼き魚定食(大、サバ)を食べるも、やはりここの焼き魚はイマイチ、という具合に冴えない一日だった。全部自業自得です、ごめんなさい!

スポンサーサイト



ひび割れ爪割れ核心

指皮温存瑞牆の翌日、アンジェラ、コバちゃんと小川山へ。今回はコバちゃんが中古で買ったばかりのマイカー・パジェロミニで。マットは2枚しか乗らないし、居住空間は快適とは言えないけどなかなかパワフルだし高速代も安く済む。久々に双葉SAでがっつり朝食を食べる。

IMG_7012s.jpg

ロコモコ丼に加えて、デザートにようやく買えた桔梗信玄生プリン。

IMG_7013s.jpg

これは文句なしの美味しさ!プリンとのバランスを考えて黒蜜はかけすぎないように注意。


キャンプ場の駐車で何度もエンストこきながらも到着。まずはクジラ岩。アンジェラの狙いはリーチのかかっている「エイハブ船長」。今日は気温も低いし晴れ続きでカラッカラ。完璧な条件が整っている。

IMG_7014s.jpg


僕はトリトン岩や穴社員でアップをするも、いつものように連登してきたにもかかわらず寒さのせいかなかなか暖まらず。前回サクっとリピートできた穴社員に苦戦しまくり。そんな馬鹿なと思ったら、やはりテーピングのせいで、恐る恐るテーピングを外して登ってみたらあっさりできた。指皮のフリクションってすごい。

しかしエイハブを触ってみても前回ほどはちゃんと持てていない。穴社長の二手目も止まらない。アンジェラもあんなにポンポン止まっていたコッペパンが全然止まらない。以前コッペパンを止めているコバちゃんもどんどん高度が落ちるばかり。僕が暖まっていないだけではないらしい。岩のコンディションとは不思議なものだ。


二人とも断念して昼過ぎに移動することに。石楠花エリアで「瞳の奥」を触らせてもらう。反対側ではホームジムのスタッフM上(K島)夫妻が「飛沫」にトライしていた。四段クライマーの二人だからあっさりだろうと思いきや、どハマりしているらしい。岩はカラカラならいいというものでもないのか。

久々に触る「瞳の奥」は、スローパーの持ち方やヒールのかけ方を思い出すところから。やっとマントル体勢に入れるようになったけど、やっぱりヒールがすっぽ抜けてしまう。そしてついうっかり左手中指の爪を引っかけてスリップ落ちした際に爪割れ!運良く浅く済んだものの、出血&何かに触るとズキンとくる。


無理ができなくなってしまったので、最後にファンタジー岩で遊ぶことに。アンジェラに「GOマントル」講座を行って、再登に苦戦するコバちゃんとワイワイ触ってようやくアンジェラ完登。皆で「モルボル」をトライ。僕は宿題となっていた「モルヒネ」にトライ。幸い割れた爪の影響はなく、撃てそう。前回できなかった繋ぎ部分も解決して繋げトライ。



ヨレる!しかしこれは面白い課題。時間切れで登れなかったけどまたトライしたいなあ。


帰りは佐久から関越道経由で帰ってみる。下道は空いてるけど長い…。途中、スーパーカー(死語)の後ろについて走ることになり、何てモデルだろうとか、いくらするんだろうとかの話題で暇つぶしにはなった。

IMG_7016s.jpg

マクラーレン650Sだそうな。そしてようやく辿り着いた星の王子様尽くしのシャレオツなPAにてオムライス。

IMG_7019s.jpg

鶏肉もゴロゴロ入っていて美味しかったな~。ソフトクリームももちろん食べた。


前日指皮温存したにも関わらず、スロースターター再発、爪割れで成果はなかったけど、3人でバカ話をしながらの楽しいエンクラだった。

Kz様と行くどっかぶりエリア核心

アンジェラ、INOさん、ガミケンさん、ミケちゃんと5人で瑞牆。エリアは春以来となる大面岩下ボルダー。アプローチが遠いし高難度課題中心という上級者エリアの人気課題「ベシミ」二段を片付けに行く…つもりだったらしい。まだ両人差し指のひび割れが完治せずテーピングを巻いてのクライミングを強いられる僕以外の意識高い系クライマーズは。

僕とアンジェラは翌日小川山に行く予定があり、二人ともどちらかと言うと小川山の方に賭けたかったので今日は指皮温存、ひび割れの悪化などもってのほかというエンクラモード。


瑞牆でホームジムのトップクライマーである激強のKzさんと合流してベシミへ。アップ不要の皆が早速メインディッシュにトライするなか、僕とアンジェラは下の岩の4級でアップ。そろそろ暖まったかなというところでベシミの上部を復習し、一手目からスタート。テーピングをしていても2トライ目で止まったものの、苦手のフットジャムからの左カンテ取りが全くダメ。

シューズを変えたりジャムの位置を変えてもダメ。前回は確率は低かったものの今回よりはマシだったので、恐らく右手のテーピングのせいだろう。二手目ができたとしても、その後も厳しいムーブが続くので、ラッキークライムは期待できそうにない。ベシミは諦めて昼過ぎに昼寝から起きたアンジェラと一足先に下のエリアへ。


B岩の簡単な課題で遊んでいると、ベシミから撤収してきた皆も来た。一手目の確率が低かったガミケンさんはともかく、INOさん、ミケちゃんは惜しくも繋がらず。さすがのKzさんだけはきっちり完登したという。一手目に意外と苦戦したものの、後半はグラウンドアップでさっくりだったらしい。

僕はミケちゃんとC岩の「DKマントル」初段にトライ。スタート指定があるようで、そこからマントルの体勢に入るまでが謎。あーだこーだとムーブを考えていたけど、B岩の初段をさっくり落としたKzさんが来るや、数トライであっさり解決。そのムーブは僕も考えて却下していたけど、不思議なもので目の前で見せられると出来る気になってしまう。

ミケちゃんが早速そのムーブ通りにマントル体勢に入り、見事完登。こうなると登れるイメージしかない。



二手目はKzさんほどスタティックではなかったものの、マントル体勢に入ればこちらのもの。エンクラモードでの思わぬ収穫に満足して、Kzさんに感謝しつつ撤収。


IMG_7011s.jpg

帰りは安定の境川に寄って帰る。ひび割れを悪化させることなく終えることができて一安心。たまには引くことも大事!帰りはガス欠と疲れでぐったりしていたけど、翌日に備えて早く寝るのだった。

テーピング核心

アンジェラと有給と取って平日御岳。ちょっと風邪気味で体調は万全ではないけれど、幸い天気は問題なし…かと思いきや御岳に到着すると、いつ降り出してもおかしくなさそうな曇天。とりあえず朝食。

IMG_6998s.jpg

豚しゃぶサラダにハロウィンパンケーキ。スウィーツ女子か!いいえヒゲのオッサンです。


案の定小雨が降り出したので、寄り道をせず連登効果を信じてこれまで成功した試しのない忍者岩でのアップ。水量はかなり減っており、下地も広がり、川底になっていた石についた苔の臭いがしてちょっと居心地は悪い。幸い雨はすぐ止み、影響はなかった。

IMG_7002s.jpg

前日軽く登っておいたお陰で最初からそこそこホールドが持て、試しに狙う「子供クライマー返し」の一手目をやってみると充分止まりそうだったのでトライ開始…と思ったら、先日の小川山で作った右手人差し指の腹のひび割れがアップの時点ですでにじんわり出血…。テーピングをしてのトライを余儀なくされた。

それでも数トライ目で一手目を止め、まだ止めたことのない「クライマー返し直上」の核心へ。思いっきりエイヤと出てみるもわずかに届かず。そこから一手目を止めるのに苦戦するようになり、今度は左手の人差し指の小さなひび割れまで広がってきて、こちらにもテーピング…。やっと止まった一手目から核心へ。



ガバだって聞いてたのに…結構ツルツルしていて足が切れたら保持できなかった。テーピングのせいなのか持てる場所があるのか…。結局今回の最高到達点はここだった。後は一手目に小指がかからないことが多く、テーピングをしていなければそれでも持てるものの、テーピングのせいでかなり苦しい。その後も右手の一手一手がガチャガチャしたカチで、指皮に食い込ませて保持するようなホールドなので、持ててない感がすごい。

アンジェラも「エイハブ船長」に光明が見えてきた勢いで「忍者返し」も…。と思ったけど、相変わらずカチ取りができず。上の足でのムーブはこの課題が苦手な僕にはロクなアドバイスができない。ついに嫌気がさして、もうとっとと帰って空いてるジムでも行こうかということに。


帰りにちょっとだけピンチオーバーハング岩の様子を見に行くことに。

IMG_7001s.jpg

なんと、こちらは増水の影響で下地が50cmぐらい上がっている!「ピンチオーバーハング」のオリジナルであるピンチマッチスタートも可能。ただし池ができており「ファットアタッカー」のトラバースで失敗すると池ポチャ必至。しかし「ファットブロッカー」なら問題なさそうだったので、トライしてみることに。

元々下地はいいし、大した高さのない岩なので、さほど危険性はないけど、下地が上がっただけで安心感はかなり違う。テーピングをしていてもなんとか普通に繋げられそうだったので、残り時間をこの課題に賭けることに。この課題をやれるとは思わなかったので、核心のリップ取りで要求されるシビアなヒールに必要なミウラーを持ってきていなかったけど、他の靴でもなんとかなりそう。



一瞬止まった…けど、ヒールが外れてしまい耐えられなかった。指の痛みをこらえて暗くなるまでトライしたものの、登れずじまい。テーピングをしているにもかかわらず、以前より一手一手が楽に感じていただけに悔しかった。

IMG_7004s.jpg

足下を照らすライトの光で岩一面に映し出されるこの感情。ホールドが数カ所欠けたとはいえ、核心は変わらないので僕が下手なだけなんだろうけど難しい課題だな…。下地で撃てない時期が多いとはいえ、もう何年越しなんだか。


帰ってからはひび割れの痛みでジムに行く気にもならず、近所の店でやきとんやホルモン刺しを食べて反省会。

IMG_7005s.jpg

何も登れていないのにこんな美味しいものを食べて、反省する気があるのだろうか。だから強くならんのじゃ!僕はひび割れの回復と今日の2課題へのリベンジを誓い、アンジェラは左手の引き付けの弱さを克服するまで「忍者返し」は封印して他の課題を探すという。この悔しさを明日からのトレーニングにぶつけよう。明日から頑張る!多分。

サンバルカン核心

一週間前から晴れ予報だった週末、6人で小川山一泊二日のキャンプを予定しており、最高の季節にボルダリングとキャンプが出来るのを楽しみにしていたのに木曜頃から急に予報が暗転…しかも土曜日に降るという。半ば諦めムードで前日を迎え、結局日曜日の日帰りとなった。直前に予報が好転したものの、今回は無理せず日曜に賭けることに。

泊まりでボルダーができることはもちろん、大人数でのキャンプ自体が楽しみだったのでガッカリしてジムでも全く登る気にならないほどだった。それでも連登効果のために雨の土曜日はお墓参りついでに甥っ子を連れてジムで5時間登ってしまったのであった…。


そして日曜日。二組に分かれ、僕はINOさんカーでアンジェラと共に向かう。途中、innoとINO繋がりでINOさんに無理を言ってバックハウスインノに寄ってもらい、でできたてパンを購入。

IMG_6977s.jpg

9時前に小川山に到着。武蔵カー組のガミケンさん、けーこさんと合流。そこから午後にビクターを攻める武蔵君、けーこさん、午後にエイハブを狙うアンジェラの犬岩アップ組と、バルカンでアップし、朱雀門に向かう僕、INOさん、ガミケンさんの「サンバルカン」組に分かれる。


ナイトナース崩壊跡エリアでいつものようにルーとメイでアップ。朝ご飯として食べた全粒粉100%のパンはずっしり腹持ちがよく、しかも食物繊維たっぷりだからして、アップ中に催してお腹の中をすっきりさせることに成功。やはりここのパンは美味し~。

とりあえず「ギガント」をフラッシュするというガミケンさんのあっけないフォールを見届けて、「バルカン」二段を初お触り。最初の3手が核心で、後半部は3級ぐらいとのこと。ということで、「バルカンでアップ」という誤解を生みそうな発言は、もちろんこの後半でアップするという意味である。

とりあえず中間のガバ地帯から途中撃ちしてみるも、意外とムズいやんけ!リップを取ってからも振られ止めがしんどい。INOさんとムーブを考えているうちに暖まったので一手目からトライしてみる。一手目のポケット取りは問題ないものの、人工的に作られたかのようなまん丸の切れ味鋭いポッケからのカンテ取りが遠い…。触るのがやっと。ここが最大の核心らしい。

3手目はカンテ越しの見えないカチへの飛ばし。これも難しい。二段たる所以の強度の高い二手に可能性は感じなくもないけど、のっけからこれはしんどすぎるので、ようやく「ギガント」を完登したガミケンさんが「バルカン」のオンサイトトライの一手目であえなくフォールするのを見届けてから朱雀門に移動するサンバルカン(ド敗退)であった。


そこから歩くこと10分。また来ました朱雀門。初めて触る二人は手足の悪さに心を折られ気味。僕は今度こそガバを止めてやろうと気合を入れる。二人にカチの持ち方やランジの出方をアドバイスすると、ガミケンさんはガバを触ることに成功し、俄然やる気に。それからは何度もガバに触るものの、振られ落ちしまくる。まるで先週の僕を見るようだった。

お昼休みから復活したINOさんも徐々にコツを覚えていい感じに出られるように。僕は前回右手出しと左手出しで迷ったものの、今回は右手のいい持ち方が分かったので、余裕を持って届く左手出しに絞ることに。



ガバをキャッチできているのに止まらない…。トライを重ねるうちに右手の人差し指に食い込むカチの結晶により指の腹が割れて痛みが走るようになり、出血寸前。テーピングをすると手が滑って保持もままならず、このまま続けると次回以降に響く傷になりそうだったので断念…。まあ二人も可能性を感じたようなので、また撃ちに来よう。


帰り道にビクターに立ち寄り、「The Two Monks」にトライする武蔵君と「コンケーブ」を狙いつつ武蔵君のサポートをするけーこさんの様子を見に行く。リップは止まっているものの、なかなかマントル体勢に入れないでいるとのこと。残り時間は少ないけど可能性はまだまだ充分にありそうだった。


そしてクジラ岩へ。午後から「エイハブ船長」にトライしていたアンジェラは、今まで触れもしなかったコッペパンに1トライ目から触れ、最高到達点はなんと膝マントルとのこと。完全にリーチかかってる!僕も試しに「穴会社」にトライしてみると、前回よりもフリクションが格段に良く、二手目が問題なく止まる。「緑のマント」もリップが止まりそうだった。

INOさんとガミケンさんは「シェル・レフト」初段、「シェル・ライト」2級で遊んでいたのでちょっと触ってみる。ライトは一発でマントルまで行ったものの、マントルが恐くて降りる。レフトはひび割れ状態の右手ではポケットが持てる気せずパスしてクジラ岩にトンボ返り。

アンジェラにガンバしながら「穴会社」「緑のマント」の種蒔きをして、皆でヘッデンをして薄暗くなるまでトライしていたものの、アンジェラはこの日は登れずじまい。しかし大きな進歩にアンジェラは大満足だった。


駐車場で武蔵君と合流。なんと武蔵君は「The Two Monks」を完登したとのこと。文句のつけようがない二段の執念の完登に、我々オッサンバルカンも負けてはいられない…。今度は「バルカン」「朱雀門」も横取りされちゃうよ。帰りはヘルシーパークと境川の定番コースで帰宅。

成果は何もなかったものの、雨の翌日にもかかわらず、空気が乾燥し気温が下がった花崗岩のフリクションに期待を抱かずにはいられなかった。年内はあと何回来られるか分からないけど、僕もアンジェラもフリクションが戻ったことで成長が感じられたのは何より。春から蒔いていた種もそろそろ収穫しないと枯れてしまう。急げ!サンバルカン!

船長育成核心

御岳の翌日にジムで軽く登るつもりが、つい登りすぎてしまい指ギシギシで臨む小川山。メンバーはアンジェラ、武蔵君に加えて、武蔵君が外岩で知り合ったF川さん、けーこさんの5人。マットは3枚しか載せられず、僕とアンジェラ以外はヴィクターに本命の課題があり、武蔵君が宿題の「The Two Monks」を安心して撃てるように、僕とアンジェラは1枚のマットで運用することに。

先週宿題とした「朱雀門」を片付けたいのはやまやまだったけど、前日のジムで万全ではないし、さすがに外岩を含む7連登目で100%の力を要求される課題を撃ちに行って敗退したら悪いイメージだけが残ってしまうし、翌週「朱雀門」を触ってみたいというINOさんと行くのもいいかと思ったので回避。

代わりに先日軽く「デッドエンド横断」を登ったものの「忍者返し」1級には敗退したアンジェラにクラシック課題を登ってもらいたいとの想いから、「エイハブ船長」1級狙いでクジラ岩へ。好きな課題をやればいいと思うけど、やはりクラシック3課題は避けてはいけないだろうし、その力は充分にあるはず。


9時過ぎに小川山に到着すると、駐車場はほぼ満車。幸運にも空きを見つけて駐車し、僕とアンジェラはクジラ岩へ、武蔵君のグループはヴィクター岩のリップに日が当たらなくなる午後までは親指岩下でアップするという。前日雨が降ったものの、カラっと秋らしい快晴で状態は問題なさそうだった。

IMG_6968s.jpg

僕はトリトン岩でガバにぶら下がって暖めてから、初めての小川山で登って以来となる「穴社員」3級にアンジェラとトライ。まだ全然ホールドが持てていない状態でポッケのクロス取りで落ちたものの、2トライ目でなんとか登る。以前登った時はヒールフックを使ったけど、今回は細かい足に乗ってクラシカルな登り方をしてみたけど、また違った面白さがあった。

「穴社員」の再登に苦戦するアンジェラに、再登はいいからとっとと「エイハブ船長」に取り組むように促し、僕もカチの持て具合を調べるためにトライ。課題に慣れたせいもあってか、アップ不十分でもコッペパン取りはいけそうな状態の良さ。試しに「穴社長」を触ってみたらポジティブな一手目のポッケすら持ててなかったので「緑のマント」初段の下部を練習してみる。

マントル核心の課題だけど、アンダーからデッドの一手目を止めるのにも苦戦。他にトライする人もいないので、色々足位置を工夫してなんとか一手目を止めて、リップ取りぐらいはと思ったけどマットがないのでそこまで。しばらく「穴社長」にトライ。二手目を右手取りする「穴会社」もトライしてみたけど、こっちも止まらず…。厳しいな~。

アンジェラはカチが持てずどんどん自信をなくしていき、さらに人も増えてきて順番待ち核心に。ようやく空いてきたので、どんどんトライするように尻を叩いては足位置や体の使い方などのアドバイスをしてコツを掴みかけてきたものの、このままだと他のエリアに行けなくなるのでまた来週に持ち越し。


次は、バランス系で登りやすいと言われる「忘却の果て」初段のある石楠花エリアの忘却岩へ。さすが人気の岩で人が多く、「忘却の河」二段や「忘却の果て」、そのSDの二段をトライする人たちでいっぱい。恵那や先週の御岳でもご一緒した三鷹ジムの皆さんも後から合流して、皆で「忘却の果て」をトライ。

僕は前回リップまではいっているけど、苦手なバランス系。前回はマントルで躊躇して落ちてしまったけど、核心のマントルはなんとかなると思っていた。ただ、下部のムーブや感覚を思い出すのに苦戦。何度も足がすっぽ抜けたりで無様な落ち方を繰り返しては修正して徐々にコツを思い出してきた。



リップを取ってからはチョークアップ(失敗)をする余裕もあった。苦手系が登れると嬉しいもんだ。Furiaの足裏感覚とスメア力にも助けられた。1時間ほどで片付き、アンジェラが「モルボル」を撃ちたいというのでファンタジー岩に移動。


アンジェラはまず、以前皆で来たときに一人だけ登れなかったという「ゴブリン」3級にトライ。さすがにもう簡単に登れるかと思ったけど、そもそもスタートのヒールフックのかけ方がおかしい。お手本を見せてやらせてみるも、一手目のスローパー取りもままならず。リーチもパワーも充分だと思うけど、ヒールの感覚が分かっていないのか引き付けが弱いのか…。

僕はまだ登っていない「キングベヒーモス」初段、「ファイナルファンタジー」二段を触ってみたけど、公開直後は痛いほどに指に食い込んだトラヴァース部分のカチが磨かれて悪くなっており、かなり厳しくなっていたので新課題「モルヒネ」初段にトライ。合流部分が悪く、できずじまいだったけど面白かったのでまた今度トライしてみよう。

アンジェラは「ゴブリン」敗退に落ち込み、「モルボル」もロクにトライせずに日が暮れて撤収。ちょうど武蔵君のグループが車で迎えに来てくれ、そのままヘルシーパークで入浴。食事もここで済ますつもりだったけどご飯ものが売り切れてしまったので安定の境川でもつ定食を食べて帰った。

武蔵君は「The Two Monks」に今週も敗退したものの、F川さんは二日目にして完登という素晴らしさ。聞けばだいぶ昔の「燃えた地図」に続く二本目の二段らしい。まさにぴったりハマった課題だったんだろうなあ。


アンジェラにせめて「エイハブ船長」に可能性を見いださせてやりたかったし、「ゴブリン」くらいは登らせたかったけど、結局何も登らせることができなかった。得意な課題は俄然やる気を出す割に、苦手と思うと途端にやる気をなくしてしまい、最近はどの岩場でも何を登ったらいいのか分からないというアンジェラ。

これまでは相性の良い課題を登ってきていたけど、いよいよ苦手系の壁に阻まれているようだ。僕はクライミングは苦手潰しだと思っていて、選り好みせず登った方が色々な課題を楽しむことができるし、苦手を克服するのは成長が感じられて一番面白いと思う。

僕も自分のメンタルの弱さはよく知っていて自己嫌悪に陥ることも多いけど、自分で楽しめる課題の幅を自ら狭めていくようなことはして欲しくない。だから帰宅後にアンジェラには少し厳しいことを言ってしまった。初段を狙うのもいいけど、その前にそろそろ胸を張って1級クライマーだと言えるように、クラシック3課題だけは登って欲しい。

…まあ僕も胸を張って初段クライマーだと言えるのかというと、全然だけど。来週は二日間の小川山キャンプ。二人とも一皮むけることができるだろうか。

デッドエンドクイーン核心

この日を乗り切れば二日間の小川山を予定している秋の三連休!と残る気合を振り絞って臨んだ仕事が忙しすぎて休憩を取る間もなし…。定時後に近所で開店したばかりの串カツを食べることになっていたので無理矢理区切りを付けて予約の時間より30分以上遅れて店に入るという散々な花金。

しかし一緒に小川山に行くことになっていた武蔵君の忙しさはそんなもんではなかったようで、体力的にも精神的にもボロボロの深夜帰り。早起きを要求される小川山は中止となった。残念…と思いきや、なぜかアンジェラは「いいよいいよ、気にせんといて!大変だったね!お疲れさま!(*^_^*)」と、小川山→御岳の予定変更を逆に喜んでいる。そう、やりたい課題が見つからない小川山より、御岳で先週大いに可能性を感じた「デッドエンド横断」をやりたいからだ。


そして期間増発ホリ快で御岳へ。久々の朝イチデッドエンド。Twitterで繋がっているクライマーさんを含め、すでに何人かのクライマーさんたちがトライしていた。しかもなぜか「デッドエンド横断」狙いが多い…。

IMG_6961s.jpg


僕はのんびりアップしながら、アンジェラにアドバイス。前回ばらしていなかった核心部をやらせてみると、すぐに乗り込みはできて、どこを取ればいいのかと右手で探れるくらい左手のカチを持てていた…。そして狙うところがわかるとあっさりばらしに成功。でもこの課題繋げ核心だからな…アンジェラ持久力ないし…。

そんな不安をあっさり一掃する余裕のクライミング。トラヴァース部分のムーブをロクに自動化できておらず、「デッドエンド」のスタートホールドを見失って使わないという完成度の低さ。しかし「デッドエンド」で100回以上はやったであろうシーケンスは完璧すぎたし、横断の核心となる小さいスタンスへの乗り込みも安定していた。



得意課題と見るや、この強さ!本日若干90分、先週の本格的トライ開始から含めても3時間程度なのではないだろうか?トラヴァース系が苦手で、この岩の初段では最後まで逃げ続け、何日も通って自動化を重ね、それでも核心は苦手だったので下手な鉄砲を連射してようやくラッキークライミングで登った僕とは大違い。奥さん強すぎ!

その後は「勅使河原美加の半生」「デッドエンド左」を触らせてみるも、どちらもポッケ取りもできず。僕もお手本で久々にテッシーをやってみたもののリップで落ちたり、「御岳ジャンプ」はリップを撫でるのがやっとという感じで昼に移動となった。


重役出勤の武蔵君と忍者岩で合流。横断完登祝いの新作スウィーツをいただきました!セブンイレブンのスウィーツは安定のクオリティ。

IMG_6962s.jpg

先週から下地の狭さは変わらなかったけど、どの課題も問題なくトライはできる。武蔵君はずっと宿題となっている「子供返し」にトライ中。一手目はほぼ確実に止まるものの、二手目以降の処理でどハマリしている様子。

この課題、リーチがあって強傾斜に慣れているジムクライマーにとっては全部ガバでやりやすいと言われるけど、実際はそんなに簡単じゃない。二手目からのほぼ足ブラでの足上げ、リップの処理など他にも核心ははある。一手もの課題によくあるけど、ジムクライマーにとって登りやすいので簡単と言う声が出やすいだけだろう。

僕も忍クラをやる人がいてマットがある時にだけちょこちょこ「子供クライマー返し」二段をトライ。以前核心まで到達してから、忍者岩の混雑とアップのできなさに一手目が止まらない状態が続いていたけど、今週も連登効果でそこそこアップが早いため、2回目で久々の一手目キャッチ。連登効果を出すためには単に登るだけではなく、限界パワーを強いられるキャンパをやることで神経が目覚めて調子が上がるようだ。

クライマー返し側にマットが足りない時は「虫」をやり始めの方々に混ざって初の本格的トライ。一手目で落ちまくる恥ずかしさ!なんとか左上のカチ取りまではいけるようになったけど、止めるには至らず。せめてあの寄せのムーブまでやりたかったのに…出直して来ます!

下地が下がった「亀返し」を触ってみたけど、下地が下がると右足が地面を擦る核心がなくなり簡単になっていた。僕はスタートで右足はほぼ踏まないけど、新たな右足ホールドが増えたので一手目もかなりやりやすくなったと思う。トラヴァース系が苦手な僕でも面白いと思う課題なので是非皆もっとトライしていただきたい!


忍者岩に取材が来ているとのことだったけど、聞けばなんとWEB連載のクライミング漫画「オーバーハング!」の作者である本橋ゆうこ先生だとか!ミーハーでオタクライマーの僕は名刺をいただいたうえにチョークまみれの手で握手させていただいたのであった。第二部外岩編に向けての取材だそうで、外岩や取材、お仕事の話など、お忙しいところたっぷりお話を聞かせていただき楽しかった。ゆくゆくはオリンピック編にまで盛り上がるといいな~。


武蔵君は指皮ボロボロ、テーピングをしながらも一手目は止めまくるものの、二手目を取ってからの足上げで剥がされるばかり。残念ながらまた宿題となってしまった。夕方になり寒くなり、気合の上裸トライなぞできなかったけど、僕の「子供クライマー返し」は核心のガバを触るところまで。



一手目のコツを思い出してほぼ止まるようになったし、苦手の一手目マッチも余裕を持って持てていたし、核心もそんなに遠く感じなかったので完登は間近かな?マットが充実しているときに次は思い切って核心の一手を出してみよう。


日が短くなり、18時前に撤収。帰りは武蔵君の車に乗せてもらい、青梅街道沿いにある海老つけ麺の店へ。

IMG_6963s.jpg

ラーメンは滅多に食べないけど、魚介系は大好きだし厚切りメンマも味玉も美味しかった!そして武蔵君の地元の飲み屋でクライミング談義(半分くらいは今流行りのボルラブ)に花を咲かせて、小川山中止でかえって楽しい一日になった。


そういえば最近発売になったばかりのSCARPA Furiaを御岳でも投入してみた。

IMG_6929s.jpg

柔らかくて軽いということで最初はジム用にと考えていたけど、ジムでは150度~ルーフをやることが多く、トゥをそこそこ使うのけど、この靴はダウントゥが強いのとトゥ部分が剛性があって反りにくく、ベルクロも干渉するので、僕には全然トゥは使えなかった。135度ぐらいの強傾斜ならかなり強いと思うけど。

しかし軽くてシャンクレスで足裏感覚があるくせに構造上かき込みに強い。柔らかい分靴の力は借りられなのでリードでは疲れてしまうだろうけど、ボルダーではかなり強い武器になりそう。インサイドに段差があるヒールのつくりが特殊で、真っ正面からかけると接地面積が少なくなるためすっぽ抜けるかもだけど、普通は外側に寝かせるから問題はなさそう。ヒールの剛性に貢献しているらしいので、今度シビアなヒール課題で試してみたい。

ターンインとダウントゥが強烈だけど、僕はあまり攻めないのでどちらもあまり苦にならないし、SCARPAは足形に合っているので長時間履いていても足が痛くならない。以前チャート、花崗岩を問わずにアップからメインシューズまで大活躍していたブラックウイングの後継として外岩メインシューズとする予定。

本気シューズのミウラーも新調したし、もうギアを言い訳にはできない。スロースターター問題も解決しつつあるし、気温も下がってきた。あとは怪我しないように登るだけ!(忍者岩の露出した岩の上に変な落ち方して左足がちょい痛いけど)

デッドエンドの忘れ物核心

小川山で出し切った翌日、6連登目の御岳…。どうせ登れないなら、ジムトレするよりも天気のいい外岩の方がいいだろうということで。行楽期間増発のホリ快で早めに到着し、9時前から登り始める。鵜の瀬でアップし、砂箱に人が多ければまだトライしていない「猫砂」でもやろうかと思っていたけど、誰もいないし暑すぎるのですぐにロッキーボルダーへ。


増水の影響で忍者岩が登りにくいこともあり、ロッキーボルダーは盛況。しかも皆「エゴイスト」をトライしているようでマットは充分。しばらくアップしてから加わるが、一手目も取れず落ちてアップし直し。やっとスタートが切れると、カチ中継でリップ取りまでいったが止まらず。その後は皆のマシンガントライでなかなか入れず、「遼」に浮気したりで結局何も進まず移動することに。

途中、忍者岩の様子を見る。

IMG_6922s.jpg

下地は2~30cmは下がったかもしれない。「亀返し」のスタートにフットホールドが出現し、やりやすくなっていると思われる。

IMG_6926s.jpg

下地は治水工事により、一応「忍者返し」より右の課題は登れそう。

IMG_6927s.jpg

玄関岩のスラブ面の下は池が。

IMG_6928s.jpg


そしてデッドエンド岩に到着。目的はアンジェラに「デッドエンド横断」初段を触らせること。「忍者返し」がまだ登りにくいし「エゴイスト」は難しすぎるということで、御岳での目標を見失っていたけど、「デッドエンド」を終えてからすっかり忘れていたこの課題なら同じパートもあるし、やりやすいのではないかと思ったからだ。

僕は「御岳ジャンプ」を冷やかしながら、横断のトラヴァース部分のお手本を見せたりする。トラヴァース部分の自動化は必要だろうけど、とりあえずは核心ムーブをやらせてみることに。すると、「デッドエンド」と共通のホールドがあり慣れているからか、最後の乗り込みまでのムーブはあっさり解決。核心のばらしとトラヴァースの自動化が進めば今年中には登れそうな手応え。しかも「デッドエンド」のポッケ取り前までの安定感は相変わらずでお手本を見せるほどだった。


早めのホリ快で切り上げて帰ったけど、御岳での目標を見つけたアンジェラはまたすぐに御岳に行きたいという。登れそうな限界グレードの課題が見つかると嬉しいもんだよなあ。御岳はまたしばらく朝からデッドエンド通いの日々が続きそうだ。

5連登でスタートダッシュ核心

秋のシーズンに向けて体重を落とし、トレーニングのピリオタイゼーションを設定し、マッサージなどのボディケアで万全の準備をして臨んだ秋の外岩シーズン。なんやかやでやはり小川山・瑞牆での成果で夏のトレーニングの成否を判定することになる。いかに以前できなかった課題に可能性を感じるようになったか。

この週、ジムトレの時間が充分に取れなかったので、連登でカバーすることにし、普段やらない3連登を実施。2日目はキャンパシング中心で指を痛めつけたので、3連登目は何も登れないだろうと思ってジムに行き、ワイワイエンクラをしていたらアップもロクにしていないのにセッションで調子がいい。すぐに4~5級が登れ、なんと4級も一撃(ホームジムのグレーディングは特殊です)。そしてキャンパシングも2日目より圧倒的に調子がいい。

試しにその翌日も登りに行ってみたら、やはりアップもそこそこに宿題となっていた4級も完登。もしかしたら1日レストすると神経系が鈍ってしまうせいで超スロースターターなのではないか。ともあれ、ひょんなことからスロースターターの克服と、成果を出すためのコンディショニングの大きなヒントを得たのだった。


そしてようやく3ヶ月半ぶりの小川山行き。メンバーはアンジェラ、INOさん、武蔵君。前日朝まで雨だったけど、その後のピーカンで状態は問題なし。9時半頃に到着するとクライマーはもちろんのこと、ハイカーやキャンパーも多く、さらに何かのイベントが行われていたようで駐車スペースを探すのにも一苦労。

最初に向かったのはアンジェラが狙う「ギガント」のあるナイトナース崩壊跡エリア。5連登目となるが、調子はどうか。まずはガバでアップし、「ルー」2級、「メイ」3級でアップ。数トライで再登し、ギガント岩に移動。すると、ちょうど講習の評判の良さで有名な某クライマーHさん率いる女性クライマー&キッズクライマー達もいらして賑やかな雰囲気に。

リードもボルダリングも強いHさんの登りはさすがというほかなかった。「ギガント」初段、「ファルコ」初段、「モンスリー」1級、「ファルコダイレクト」二段をすべてオンサイト。その後も僕は見ることはできなかったものの、「バルカン」二段までオンサイトしたとか。フィジカル、ムーブの組み立て、決定力のどれも圧倒的だった。

教え子たちも強く、次々と「ギガント」を完登。アンジェラとINOさんもそれに加わり、INOさんは相変わらず体が固い核心に苦しまされるものの、数トライで完登。アンジェラはキッズたちに気圧されたのか、核心にも至らず…。このところジムの強傾斜にも慣れてきたのにその成果は出せず。

僕はアップとしてまだトライしていない手数の多いトラヴァース課題「モンスリー」をやってみることに。1トライ目はシューズの紐を結ぶのを忘れていて、ヒールで靴が脱げるというなんともマヌケなミス…。INOさんに「やる気あんのか!」と叱られ、紐を結んでから再トライ。



ぱっと見、「ギガント」より難しいんじゃないかと思ってたけど、手と足も欲しいところにあって登りやすい課題だった。武蔵君はヴィクターに「The Two Monks」との決着をつけに、INOさんは長く宿題となっている「バルカン」に、アンジェラは居残りで「ギガント」をトライ。そして僕はマットを一枚借りて一人で移動。


来たのは以前アップのジョギングついでに岩を見ただけの朱雀岩。

IMG_6897s.jpg

動画で見てカッコいいなあと思っていた一手もののランジ課題「朱雀門」二段だけど、垂壁かと思いきや薄かぶりだし、スタートのカチは全然良くない。特に右。足も良くない。ただし取るホールドはガバらしい。全く勝算はないけど、とりあえずどの程度通用するのか好調な今試してみたかったのだ。

1トライ目。離陸でへにゃっと落ちる…。飛ぶことすらままならない。まだまだ早かったか…と、はるばる10分弱かけて「もしかしたら登れちゃうかもな~」という甘い期待を抱いていた自分の浅はかさを呪う。でもせっかくだからもうちょいトライしてみるかと、少し気合を入れて2トライ目。飛び出せたけど全く届く気がしない。

カチの持ち方を研究し、ガッツリカチったうえで捨て身のランジ!すると思ったより跳べてガバのインカット部分を触れてしまった。これはいけると俄然やる気を出して気合のトライを連発。インカット部分は何回も触れるが、なかなか止まらない。最初は左手のカチの方がいいので右手を出していたけど

IMG_6915s.jpg

キャンパシングでは左手出しの方が得意だし、足は左足のホールドだけなので、左手も出してみる。

IMG_6916s.jpg

どちらも届くけれど止まらず…。周囲に岩もなく、林道から離れている静かな環境で、これほど一人で集中して課題と対峙するのは初の(一応の)二段、「ウラヌス」トライ時以来かも知れない。今回は登れれば初のワンデー二段。



無様なフォールを繰り返すのみで、ついに右手中指の第二関節の腹を1cmほどざっくりえぐられてしまい、血が止まらず無念の敗退…。登れなかった悔しさと、登れそうな嬉しさの入り交じった複雑な心境で朱雀岩を後にして皆のいるヴィクターへ。


武蔵君は今度こそ核心のリップ止めをと思っていたのにいまだリップ止まらず意気消沈、INOさんは「バルカン」で右手を散々痛めつけられていたためにお遊びモード、アンジェラは「ギガント」が全く進まずお昼休み。僕も「モファット・トラヴァースⅠ」や「The Two Monks」を触ってみたものの、えぐられた中指が痛むためやる気にならず。

お昼休みをすることにして、アンジェラの「サブウェイ」3級完登を見届けてから八幡沢をちょっと登ったところにある福嶋ボルダーの様子見に行くことに。堰堤を4つ越えて、右手にリードの岩があるところで開けた沢に出るので、その先の左手側にあるのが福嶋ボルダー。せっかくなので「烈風」初段をトライしてみることに。

ガバガバの6級をSDにしただけの一手もの。なるほど、スタートのホールドは良くないし、足も変なところにある。スタートホールドは「クラックにある小さなカチ」ということだけど、二つある。上の方は尻を付いた状態だとギリギリ手が届く高さだったので、下のカチでやることに(後から写真を見たら初登時は上の方のカチからだったらしい)。

フットホールドを右で踏むか左で踏むか、踏まない足はどうするかなど色々考えてようやく自分にあった出方を見つけた。



離陸の足探しでスネの筋肉がヨレてしまった…(この後数日足のヨレで足どりがおぼつかなくなるのだった)。「芋掘り」1級に似た課題だったな~。トップアウトしてから戻る時に下地が急な傾斜でガレ場なので細心の注意が必要。ともあれ手負いの状態でお土産を持ち帰ることができた。

別の面にある「シバライン」初段も少し触って面白そうだと思ったけど、マット1枚ではトライできなそうだったのでヴィクターに戻ることに。


武蔵君はなんと初のリップ止めに成功したらしい。暗くなるまで皆でガンバをしていたけど、その後リップが止まることはなく完登は次回にお預けとなった。帰りにリニューアルを終えた「ながたラーメン」へ。チャーシュー丼ともつ煮込み美味しゅうございました。

身体も岩の状態も万全で臨んだ小川山。大きな成果を得ることはできなかったけど、今シーズンに大いに期待を抱かせるスタートを切ることができた。連登効果がたまたまでなければ、今後のジムトレーニングの効率アップ、外岩でのアップ時間大幅短縮も期待できる。土日クライマーになってから一年、オッサンでもまだ亀の歩みで伸びるということを証明したい。そして中年向けクライミングトレーニングブログのアフェリエイトでチョーク代くらい稼ぎたい。

Recent Tweet

Twitter < > Reload

プロフィール

SEN

Author:SEN
外岩好きのボルダラー。リードもたまに。175cm、62kg前後、リーチは178cm。アップに90分は要する超スロースターターなのが悩み。

元々ジム専だったものの、初段が落とせるようになってからは外ボルに取り憑かれる。シーズン中は毎週のように外岩に行っているように思われているが、仰るとおり。嫁は関西弁のアンジェラ(青森生まれ)。

以下過去の主な完登課題。

■御岳
マミ岩右SD2級
すべり台トラヴァース3級(OS)
デッドエンド1級
変形忍者返し初段
忍者返し1級
ファットアタッカー初段
とけたソフトクリーム岩トラヴァース初段
子供返し初段
勅使河原美加の半生初段
立ち鵜1級
命ちょーだい2級
丸こんにゃく右1級
チキンSD2級
御岳こうちん2級
丸こんにゃく左1級
デッドエンド左初段
遊歩道岩トラヴァース1級
素登り初段
イギリス人のトラヴァース2級
私の見栄1級
命ください中央2級
デッドエンド横断初段
白狐岩SD2級
オーストラリア岩カンテ右3級(FL)
マミ岩トラヴァース2級
遊歩道岩逆トラヴァース初段
豚の鼻1級
A/B岩トラヴァース初段
丸こんにゃく中央1級
マルガリ初段
ジャンピングフック1級
マミ岩階段1級
水の詩3級
亀返し初段
私の家(リップVer.)二段
凹角右抜け3級
モンキーポッケ初段
命ください右1級
トラヴァースボルダー左→右1級
エゴイスト(中継カチあり)初段
御岳洞窟1級
ファット・ブロッカー初段
猫砂1級
In Ome!(仮)1級くらい

■小川山
芋掘り1級(FL)
穴社員3級(FL)
達筆3級
神の瞳初段
コンケーブ3級
プーシェ3級(FL)
変人1級
流れの中に1級
ベヒーモス1級
メイ3級
ルー2級
ギガント初段
狸寝入り2級
目薬パチパチ1級
ライトスパイヤー3級
エイハブ船長1級
モルボル初段
三日月ハング1級
太古3級
きたない大岩左側壁のカンテ1級
サブウェイ3級
黒豆岩左2級
黒豆岩右2級(FL)
黒豆1級
田嶋ハング初段
キングチョックレフト1級
ファルコ初段
犬小屋二段
忘却岩マントル2級
飛沫二段
スィール3級
太鼓判初段
ラブリー・トラヴァース左→右初段
モンスリー1級
烈風初段
忘却の果て初段
フィロソフィー初段
露岩スラブ3級
露岩マントル2級
玉葱左3級
縦ダイク3級
冬枯れ2級
静かの海三段
キャンプ場ボルダーD岩左→右2級
石の魂(ポケット使用)1級
扇子2級
虹の入江初段
コンパウンド4級
涙岩1級(命)
The Two Monks二段
梅見る頃を過ぎても1級
アストロノーツ初段
八月二段
逆フィロソフィー初段
アイアンクロー3級(FL)
スプリンター1級
流れる3級
隠れ人1級
ヒッパルコス2級
大いなる河の流れ二段
モファット・トラヴァースⅠ1級
延長サブウェイ1級
ミダラ後半1級
ヴィクターカンテ1級

■笠間
ラブタッチ3級
ベンチ岩2級
大黒岩トラヴァース2級
ハングマン2級
シンプルファイター1級
スーパーマントル2級
樹海初段
ワシントン倶楽部2級
ハートビートカンテ2級
かさまん2級
きのこ岩トラヴァースSD1級
エ・モーション1級
シンプル&ディープ初段

■川井
ミエールSD3級
ブロック2級の右の1級(FL)
I've2級
イノバウワー3級
ミワタク初段
ブロック2級
ラブリー3級
ベッケンバウアー1級

■湯河原幕岩
ノーズ2級
ノース2級
のっぺり3級
貴船初段
ダイヤモンドバスト3級(OS)
パイプライン初段
米蔵2級Ver.
ダイヤモンドスラブ2級
湯河原ジャンプ3級
展望台2級
サンセットダディ1級
アイアンメイデン3級
木漏れ日1級
サブウェイ二段
秋晴れ初段
Wプロジェクト二段
バーリアル1級
ローリングストーン3級
ジャッキアップ2級

■天王岩
ウラヌス二段
般若初段

■十里木
深呼吸1級
超深呼吸初段

■北山公園
ナインティナイン3級
鉄人3級(FL)
ホールドアップ2級
股フックカンテ2級
林トラヴァース3級
シャークハング3級(FL)
お昼寝フェース1級
バーカーヘッドマントル1級
インシュリン3級
ウマノリカンテ3級(FL)
木下フェース中央3級
ショーギノーマル1級
火の用心左フェース1級
飛龍1級
スコーミッシュゾンビ2級
ドラの音2級
キーホールネオ1級(OS)
空手oh!1級

■笠置
黒い豚カレー1級(FL)
のっぺりカンテ3級

■裏御岳
ジュリエット1級
男一徹3級
一徹右2級
クライマー養成ギプス2級
めがね初段
ジョニージェニージャニー初段

■瑞牆
シャリシャリ君SD3級
祭の花1級
あかね雲3級
桜餅2級(OS)
カラクリ1級
百里眼1級
泉の家初段
花畑1級
ガリガリトラバース2級
夜を待ちながら2級
日々の暮らし1級
少年3級
角衛門マントルV5
穴くまじろうV5
ガリガリ君1級
普通の日初段
夏への扉1級
ジュゴン初段
指人形初段
コールドスリープ1級
穴熊ントル1級
DKマントル2級
玉2級
猫頭エリア無名初段
ナーガ1級
算術1級
竜王初段
倶利伽羅初段
エンドロール二段
羽音2級
黎明期SD3級
背伸び運動3級
インペリアルマーチ1級
骨拾い1級
草笛1級

■具志頭
Around The Corner II初段
パインライス1級
チョックストーンアタック初段
オザーンの怪力トラバース1級(FL)

■笠置山(恵那)
エル3級(FL)
エンカイ1級
SOS2級
エルエル2級(OS)
ウォールフラワ3級
積木1級
皇帝ペンギン初段
エキドナ初段
シュクラン1級
三十路ボンバイエ3級
ノムール1級
ダイヤモンド初段
イルカ1級
ブライル2級
ウォールブライル2級
孔雀王初段?
ナイフのようなカンテ初段

■豊田
兄貴e
一難去ってd
ヘタd
蛇の目e
ティータイムd
ノミのジャンプd
うねりf
文明開化e
やせがえるd
ゴーストザッパーf
ピーターラビットe
緑e
枯れ葉e
枯山水e
ムーンサルトe
鯉のぼりe
半生茶e
きび団子d
瞬間芸e
石器d
ため息d
大盆栽d
王滝クラックe
極上おつまみe
破壊d
小鯨e?
タスキSDe
氷雨e
オレひざe
ポールd
デッドブラインドd
デルタd
バックトゥ・ザ・フューチャーⅢd
俊トラe
D助d
叫びe
手長猿d
ラースベイダーe
パンタグラフc
ポールポジションd
すりこ木d
球根e
寅トラe
へそe?
はたた神e

■SSK
ナルコレプシー初段
なまはげ初段(FL)
パスウェイ初段

■塩原
後悔3級
エロンチョ4級
Dライン3級(FL)
タンニャバード2級
鳥2級
桜3級(FL)
マントル職人初段

■フクベ
KIWA1級
マジック初段
カワゴイ1級
トリケラトプス初段

■下仁田
橋の下1級
道化師初段
クラック状岩2級

■城ヶ崎
富戸の冬1/2級
富戸の春初段
文殊初段

■安達太良
普通の人1級
柴田ランジ1級

■霊山
宝の山R3sd
休日出勤R3sd

■白州(神宮川)
秋天1級
川1級
ダイヤ2級
いぶし銀2級

■神戸
ディエス初段+

■三峰
一輪車初段
涼しいマントル初段
上級者への登竜門3級

■白州(尾白川)
高砂2~3級(FL)
烏蛇2~3級
剣の道3級
白蛇3級

■富士川
Rebellion初段
破れ傘初段
トキオハング初段

■王子ヶ岳
安藤さんカンテ2級
スプーンカットフェイス1級
グリコ3級(FL)
ナテハ3級

■黒潮ボルダー
松風1級
百と八つの流れ星
愛と絶望の狭間1級
季節外れの入道雲2級(FL)

月別アーカイブ
カテゴリ