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断捨離核心

最近妙に慌ただしく実家と名古屋を行ったり来たりしていたけど、ようやく確定したので、久々のブログでお知らせしようと思う。

何かと言うと「実家に帰らせていただきます!」実家は神奈川の横浜からは遠い田舎。

名古屋に残るという選択肢もあったけど、「今しかできないこと」を重視した結果、敢えて名古屋から出ることにした。

やりたいことをやらずにはいられない性分で、趣味だけでなく仕事も色々な職種・業種を経験して器用貧乏道を邁進してきたけど、初めて10年近く務めた会社を辞めて、クライミングのために名古屋に移住したのが5年前。

最初の2,3年は岩生活を満喫していたものの、コロナで岩に行きにくくなり、その翌年はジム&パーク開業計画のために色々な準備を始め、新たな生活基盤を確立するためにセミナーやら独学でひたすら勉強の日々。

岩どころかジムも満足に行けなくなったけど、何かを成し遂げるためには代わりに代償は必要であると覚悟はしていたので、思ったほどストレスは感じなかった。以前はレスト2日入れただけでピリピリしていたのに。

最近は岩もご無沙汰、ジムでもロクにトレーニングができず維持すらできていない状態。ちょっと頑張ったら珍しく大きな肩の故障で3級全完もできない体たらく。

そんな折に色々な事が重なって、名古屋に残るか実家に帰るかの選択を迫られ、ギリギリまで悩みに悩んだ。

名古屋ではありがたいことにクライミング仲間がたくさんできたし、スノボとスケボーという新たな趣味に出会えて開業を目指すという決断もした。移住クライマー仲間も増えて心強かった。

名古屋は暮らすには適度に栄えてて便利だし、車で移動しやすいし家賃も高くない。岩場も雪山も近いし実家もそんなに遠くない。何も不満はなかった。東京から移住して失ったものもあるけど、気にはならなかった。

唯一のマイナスと言えば、長年ホームにしていたT-Wallのような強傾斜とまぶしのトレーニング向きなジムが近くになく、自らを律して同じレベルのトレーニングを継続できなかったこと。強さという点では移住してからかなり落ちたと認めざるを得ない。

岩のために移住してきたのに5年のうちの半分も岩を満喫できなかったけど、移住クライマーを脱落するわけじゃない。むしろ以前から温めていた、移住の次のステップに進むための助走の時期と考えている。

仕事についてはずるずると続けていたSEの仕事は今月で契約終了。今後は引き続き個人事業主として別の仕事を請け負いつつ、自分たちのビジネスを軌道に乗せられるように進めていく。

物件を何度も目の前でかすめ取られたジム&パーク計画は、実家に帰ったら物件もさらに少なく競合も多くなるので、まずは地盤を固めてから仕切り直すために一時保留。

部屋のミニムンボはもちろん持って行けないのでこれから解体して、パネルや単管などは引き取っていただくことになっている。ホールドはムンボの木製ホールドは売却するけど、その他のホールドは残しておく予定。

しばらくは引っ越し準備で断捨離の日々だけど、落ち着いたら岩も復帰するので、岩場や境川PAで会ったらよろしくお願いします!

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※画像は6年振りで4級も登れなかったクライミングジム・プロジェクトのプロジェクトボード


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半月壁自作核心

二度目の緊急事態宣言。やっとこの暖め過ぎて腐っていたこの記事を公開するタイミングが来ましたよ。

引っ越してから和室が空いているのをいいことに、本格的にプライベートウォール製作計画を立て始めたのが一年ちょっと前。その後コロナによるおうちトレ、プライベートウォールブームが来たものの、お盆を過ぎてなんとなく外出オッケーの雰囲気になってからは、プライベートウォールを作ったという話はすっかり聞かなくなった。

ブームのうちにアップしていれば少しは誰かの参考になったかも知れないこの記事も、もう少し効果の検証を、壁の改良を、と考えているうちにいつの間にか脳内では公開した気になっていて、完全に機を逃したけど、ひとまず完成したことだし、忘れないうちにプライベートウォール製作の実際を以下にまとめておこうと思う。

■参考にした情報
Webで参考になったのは以下のサイト。

プライベートウォールを作るにあたって、自作する、プロに依頼する、キットを買う、という選択肢のメリットとデメリットが解説されている。まずはここで方向性を決めると良いと思う。

6畳の部屋で壁・床を傷付けない自立式のウォールの作り方が詳細に記載されている。特に必要となるものリストは非常に役に立った。また、「こんなもんで作れちゃうんだ!」と意外とハードルが低いことを感じさせてくれ、作ろうかどうしようかと迷っていた自分はかなり背中を押された。

今改めて検索してみると、意外とWebに情報は多く、製作時には見なかったけど役に立ちそうな情報が載っているサイトもあるので、ググってみると良いと思う。

Web以外では、単管による骨組みが実際にどのように作られているのか、ジムで壁の裏が見られるなら観察してみたり、実際にプライベートウォールを作ったことのある人を知っているなら聞いてみると良いと思う。僕は同じ会社に壁を自作したことのあるクライマーがいたので、度々相談に乗ってもらい、非常に助かった。もしこの記事を見て自作を検討する方がいたら、僕もできる範囲で相談に乗りたいと思う。

■製作した壁のスペック
プライベートウォールを製作するにあたって、どのようなコンセプトを立てたかと言うと、

・強傾斜
・床から天井いっぱいまでの高さ
・指トレも兼ねられるような悪いホールド中心のまぶし壁
・理想はムーンボードそのもの+追加ホールド

といった具合で、これはホームジムでは鍛えにくいところを補う意味が大きかった。ホームジムにムンボを作ってもらうのがベストだったけど、何度お願いしてもダメそうだったので観念して貸倉庫を共同出資で借りてムンボを作るというのも検討した。しかし、貸倉庫の家賃の高さ、数少ない物件から出資者全員が納得できる場所を見つけるのは困難そうだったため断念。

ホームジムではまぶしの強傾斜壁に課題を作ったり作ってもらったりしてトレーニングをしていたけど、固定費削減の切り札として引っ越しを検討、実行したところ、かえって部屋が広くなり、6畳の和室を全然使っていなかったので、簡単に作れそうなら壁を作ってみようかと思い始めたのが、プライベートウォール製作の発端。

環境(空き部屋)ありきだったので、自然と設置できる壁のサイズは決まってくる。6畳の和室で限られたスペースをどう使うか。壁の向きは収納や窓、出入り口のアクセスをできる限り妨げず、かつ振られた時の安全性を確保でき、できる限り大きな壁のサイズとなることなどを考慮して決めた。

そして、ムーンボードと同じ幅の壁が建てられそうだったので、高さは足りないけどムーンボードの縮小版を作ることに。似非ムーンボードとすることのメリットとデメリットは以下。

◯課題を作る必要がない
◯自分課題では自分の癖が出てしまう弱点を解消できる
◯130度でちょうどいい塩梅のホールドセットが既製品として購入できる
×課題をそのまま再現することはできず、よくて途中撃ちになる
×ホールドを揃えるのに2016フルセットなら14万くらいかかる

コストは正直痛いけど、セットに関しては全くの素人だし、ホールド選びから苦労することになり、ホールドの使いどころが分からず持て余してしまったり、配置に飽きてホールド替えも面倒になって結局使わなくなってしまうのを一番恐れていたので、今回はそんな心配のない既製課題が遊びきれないほど存在するムーンボードのもどきバージョンを製作することにした。

次の問題は高さが足りない分をどうするか。ホールドの間隔を狭めて無理矢理全面詰め込むか、ホールド間隔は変えずに上部か下部のどちらかをカットして短縮版とするか。メリットとデメリットを洗い出した。

縮小版
○全部のホールドを無駄なく使える
○難易度はともかく、課題の全ムーブができる
×既成課題の難易度が下がり、トレーニングにならないかも

短縮版
○距離感は同じなので、本物のばらし練習になる
×ホールドが余ってしまう
×4~5段分がなくなることになるので、途中撃ちにしかならない

これは悩んだけど、縮小版はホールド間隔を20cm→15cmくらいにする必要があり、かなり距離感が変わってしまうことから、パート練習であっても同じ難易度でできる短縮版とすることにした。削るのはホールド密度の低い下部。なので既存の課題はスタートから数手を割愛することになる。

どのような壁を作るか決まったところで、次は壁の設計に向けた要件の整理。

要件
・壁を傷付けないように自立式
・安定して倒れないのはもちろん、ぐらつかず、できればきしみ音が出ない
・高さ以外はMoonboardと同じパネルの仕様
・ムーンボードのホールドが取り付け可能

要件を満たす構造を検討し、経験者にファミレスの食事と引き換えに相談に乗ってもらい、ネットで情報を収集した末に設計図を書き、徐々にイメージを固めていき、必要な材料をリストアップした。

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幸運だったのは部屋の天井がコンクリートであったこと。床と天井で単管を突っ張るようにして柱とすることで、ただの自立式と違って堅牢な骨組みを作ることができた。僕は強度計算のできない素人なので、木材だけよりも明らかに安全な単管で組めた方がいいし、骨組みが崩壊して建物に傷を付けてしまうのを何よりも恐れていたので、これによって一気に自作に向かって進展した。知り合いのジムオーナーさんに見積もりをお願いしていたけど、キャンセルさせてもらい、壁の設計からすべて自作する決意を固めた。

ご参考までに、部屋の高さは2.4m、広さは長辺3.54m、短辺2.65m。日本家屋の六畳としては一般的なサイズと思われる。天井にダクトが通っている梁が出っ張っており、これが少し設計に制限をかけてきたけど仕方ない。

■いよいよ製作
そして肝心のムーンボードのホールドの調達。ちょうど本国サイトでも欲しかった2016セットのうち、Original School Holdsが品切れ、国内で取り扱っているCRUXにも在庫がなかったが、色々と動き回った結果、なんとか年内ギリギリにホールドが届いた。まぶし用の細かいホールドセットもすでに届いていた。もう後には引けない。

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ホームセンターに行き、まず骨組みとなる単管とそれらを組み合わせるクランプ、単管をつっぱり棒とするための土台、床を保護するためのシートなどを購入した。そしてパネルにボルト穴を開け、ナットを打ち付けるという一番騒音が出る作業はホームセンターの工房を借りて作業した。

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二人ともDIYなんてほとんどやったことないけど、パネルのカットなどの正確さが必要となる作業は有料でお願いしていたので、さほど慣れが必要な作業もなく、思ったよりもスムーズに進んだ。

そして帰宅して設置開始。柱となる4本の単管を床と天井で突っ張ったところ。位置合わせにはなかなか苦労した…。

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二人で作業したけど、使っていないPC用モニターアームの万力がパネルと2×4の仮組みに大活躍した。部屋の高さより壁の総延長の方が長く、向きを変えることができないため、壁を床に置いて作業することができず、常に壁を浮かせて作業しなければならなかったので、これがなかったらかなり作業がキツかったと思う。

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柱に渡した単管に壁をもたれかけさせて作業したけど、重力に逆らってビス留めをしていくのは大変。

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壁を支える単管はそのまま壁の前面で固定することにした。普通は単管は裏面から垂木クランプで木材を支えるようにするけど、強傾斜で壁のサイズが大きく、木ネジだけでぶら下げる形になるのが素人には不安だったため。単管が前面に出てくると当然ホールド配置の邪魔になるけど、そこは目をつぶることにして安全性を重視した。

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パネルを貼り終えて、だいぶそれらしくなってきた。この時点で単管の位置を微調整して傾斜をムーンボードの130度に合わせる。少しきつめの132~134度くらいになってしまったけど、簡単になるよりはいいだろうとここで固定。

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ホールド取り付けのために、まずはホールドの整理。ムーンボードのホールドはホールドに番号が書いてあり、その番号と取り付け場所・向きの対応表を見ながら取り付けるようになっているので、最初に番号順に並べた。

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上から順にホールド取り付け。ここまで来ると胸が高鳴ってくる。

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大晦日にTVを見ながら二人でホールドを取り付けていったが、2019年内には終わらず、年が明けるなり元旦の朝から作業再開。2016セットのホールド取り付け終了まであとわずか。短縮版なので最下段から4列分のホールドは余ることになる。

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支柱のつくりはこんな感じで、水平方向にも単管を取り付けて歪みやずれが発生しにくいようにしている。小心者のアンジェラの意向で、とにかく安全性を重視。

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裏面はこんな感じ。普通は単管に木材を取り付け、その木材にパネルを貼っていくらしいけど、先に木材にパネルを貼ってから単管に木材を取り付けていったので、少し苦労した…。

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余ったホールドで空いているボルト穴を埋めていく。追加購入したメトリウスのボルト留めガバも取り付け、余ったフットホールドもカチとして使用。外岩用ボルダーマットを敷いて、とりあえず登れる状態に。

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隣の部屋とはふすま2枚分しか開いておらず、壁が邪魔になるので万一振られた時に衝撃を吸収できるようカバーを取り付けた。サイドの単管にはクランプカバーを取り付け、万一の衝突に備えてラグマットをかけたりして保護。

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beastmakerを取り付けてみたものの、この取り付け方だとぶら下がったときに前傾してしまい、ハードすぎるので後日取り付け方を変更した。

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ビス留めのほとんどがインカットしておらず、130度に取り付けても中継にもならず、フットホールドにしかならないので、余った木材でアップ用の垂壁を取り付けてまぶした。

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ビス留めガバ(オレンジ色のホールド)も取り付けてホールドセットも終わり、これでひとまず完成。

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後日、注文していたマットが届いたのでビニールシートでカバーをした。なかなかそれっぽくなった。厚さは10cmで、メインマットのサイズは240cm×200cm。特価品の200cm×100cmサイズをサブマットとして課題によって移動できるようにしてある。参考までに、送料・税込みで25000円くらい。

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市販品のボルダーマットのように複数の素材で2~3層になっているわけではなく、衝撃吸収力はさほど高くないので、2枚重ねでも高いところから横になって落ちると少し底付きはするけど、そもそもそんな落ち方ができるほど持てるホールドはないので問題なし。ようやく完成!

■注意(反省)点
プライベートウォールを作ってみて気付いたことを以下に共有する。

・爪付きナットは通販で買う…ボルト留めホールドの穴に打つ爪付きナットは特殊かつM10というサイズが大量に必要になるため、ホームセンターで必要数を揃えるためには何件か廻って買い占めなければならない。これはAmazonなど通販でボルダリング用として購入可能なので、早めに通販で注文しておいた方がいい。

・六角穴付きボルトも通販がいいかも…こちらも普通のホームセンターにはなかなか置いていない。特に大きなホールドを取り付けるための長いものはほとんど在庫がないことが多いので、職人向けの資材店や大きなホームセンターがなければ通販で買ってしまった方がよさそう。なお、ムンボの木製ホールドは皿ボルト専用となっており、こちらはより見つけにくいので注意。

・よりシンプルな設計が良い…今回は安全性重視で単管の骨組みから製作したけど、Satellite Board miniなどの設計を見る限り、シンプルな自立式でもほぼ問題はないのかも知れない。圧倒的に材料費は安く済むし。プライベートウォール製作者が増えるほど、このあたりのノウハウは増えてくると思うけど、今回は先駆者(というほどでもないけど無知による)の苦労を味わった。

・資材の運搬についての注意…僕の車(FREED+)はちょうど2.7mの2×4や2m×1.2mくらいのマット3枚を積むことができたけど、必要な最大サイズの資材が運べないと設計を見直す、ホームセンターでトラックを借りて返しに行く、といった手間もかかる。

■プライベートウォールを作って良かった点
実際に製作し、1年登ってみて良かった点を挙げていく。僕は以前ジムまで徒歩1分のところに住んでいたこともあるけど、一見全てを備えているかに思われるジム近物件よりも、実際に作ってみてプライベートウォールの方が優れていると思った点を中心に。

・いつでも登れる…当たり前すぎるけど、これは大きい。どれだけ残業になろうが閉店時間もないから睡眠時間を削っていくらでも登れる。早起きしても登れる。24h365で登れる自由さ。

・何をしながらでも登れる…好きな音楽やPodcast、TVや動画だって好きに流せるし、ゲームをしながら、食事をしながら、ジムでは憚られる雑誌や本を読みながらだっていい。しかも課題で落ちたその場所から動くことなくそれができる。

・自分の調子を把握しやすい…ジムのように定期的なホールド替えがなく、その気になればずっと同じ課題を残すことができるため、トレーニング、コンディショニングの効果を把握しやすい。これはメニュー作りやピーキングに大いに貢献するだろう。今日はジムに行くかどうか迷う時には軽く登ってみることで大体の調子が分かるので、今日はレストにしておこうなどという判断がしやすい。僕は誰にも邪魔されずにアップのルーティンをこなしたいので、平日ジムに行く前には自宅で軽く登っておく。

・固定カメラでいくらでも研究ができる…ジムではずっと同じ課題で好きなカメラアングルから繰り返しトライを重ね、何が悪いのかを研究することは難しいけど、自宅ならやりたい放題。どこにカメラを置いても誰かが映り込んだり邪魔になることもない。

・指トレーニング効率が良い…どのホールドも悪く、傾斜もあるため、楽な一手がほぼ存在せず、常に高負荷を強いられるため、1トライの強度が高く、ジムなら一日登っていられる僕でも2時間も登れば指が開いてきて、課題による保持力のトレーニングは効率が良い。

・難しい課題に集中することを学んだ…最初に触った時点でこのくらいなら頑張れば登れる、という課題の選び方が身に付いた。僕はジムではあまり同じ課題を撃ち込まず、結果的にトレーニング強度が弱かったと自覚しているので、出来るか出来ないかという適度な難易度の課題を選べるようになったのは良かった。

・課題を自由に設定できる…自分が苦手とする動きを練習する課題や、岩で狙っている課題の想定課題、苦手なホールドを使った課題など、好きに設定できる。よくジムのまぶし壁で目標課題の想定課題を作ったりするけど、なかなか上手い具合に作れないのが実情。自分の壁なら傾斜・壁の形さえ合えば自分でホールドをセットしてより再現度の高い想定課題が作れる。

■プライベートウォールの限界
次に、1年弱登ってきて、プライベートウォールはこんなもんだから過度な期待はしないように、という点を挙げていく。

・大きなムーブはできない…通常の物件では高さと広さがないので仕方ないけど、実際に登ってみると思ったよりもこの制限は大きい。まず高さがないので、ムーンボードと同じホールド、課題でもスメアの時に足を伸ばしきれなかったり、足を切ってホールドを取りに行く際に足がマットに着地してしまうため、それを避けるムーブが必要となり、変な癖が付いてしまうかも知れない。また、どんなガバを配置したところで、思いっきり振られるムーブはマット外に飛び出し、最悪骨組みに激突する可能性があるので、見栄えのするムーブはしにくい。Satellite Board Miniはこの点がうまく考えられており、中央最上段にドガバがあり安全にダイナミックムーブが繰り出せるようになっている。

・楽しみを自分で見つける必要がある…ジムなら新しい課題が定期的に供給され、皆とセッションするだけで何も考えずに楽しめるけど、プライベートウォールは基本的にセッション仲間はいないし、ホールド替えもなく、課題は自分で見つけるか作るなりして黙々とトライするのみ。そこにエンタメ性は少なく、非常にトレーニング色が濃い。多分都会によくいる、ホームジムを持たずに新課題を求めてあちこちのジムを転戦しては徒に課題を消化していくようなタイプのエンジョイ派クライマーには楽しめないだろう。

■費用
プライベートウォール製作を検討している人が一番気になるのが、いったいいくらお金が掛かるのかだ。僕の場合の費用はざっくりで以下のような感じ。

・材料(パネル、2×4、単管、クランプ、コーススレッド、ボルト、ナットetc.)…約6万円
・道具(インパクトドライバー、レンチ、ドライバー、ハンマー、ノコギリetc.)…約3万円
・ホールド(ムーンボード3セット、メトリウス5セット)…約16万円
・マット(1.2m×2m×2枚、1m×2m、ブルーシートの自作カバー)…約3万円

他にも工房使用料や、ホームセンターへの移動のガソリン代など細々と掛かっているけど、合計で30万弱といったところ。やはりホールド代が高い…。道具も普段DIYをやらないので、ほぼ新たに買うことになったのも痛い。レンタル工具なら安く済むけど、時間に縛られたくなかったし、後から少し使うことも多いだろうと思って購入した。

なお、追加で後述するMoonboardMini(ホールド12万+関税5000円位)とTeknikホールド(4セット7万)を買ったことによって、合計50万ほどになっている。やはりホールドの価格破壊が待たれる…。ダイソー作ってくれないかな。

■製作時間
設計は1ヶ月くらい情報を調べながらちびちび進めて、相談に乗ってもらったりして2019~2020年の年末年始に岩遠征をせずに製作に突入。そこからは二人がかりでほぼ5~6日くらい。予想外に時間がかかったのは、ホームセンターへの買い物。名古屋はあちこちにホームセンターがある分、選択肢が多いので、必要な材料を探しに何軒か廻り、店内で探すだけでかなり時間がかかる。製作に入ってしまえば比較的単純作業が多いのでサクサク進むけど、買い物は実質3~4割くらいはかかっているのではないかと思うくらい時間がかかってしまった。

■コロナ下での使われ方
冒頭に書いたとおり、外出自粛の間は他に登る手段がなかったのでプライベートウォールで凌ごうという特需が発生したけど、外出自粛が解除され、制限はあるにせよジムや外岩に行けるようになってからはあまりプライベートウォールを製作したという話は聞かなくなった。継続して使用されているのかも分からない。

僕はジム前のアップや軽く登りたい日の調整に使っていたけど、アンジェラはほぼ登ることはなく、短縮版ムーンボードというコンセプトは残念ながら楽しんでもらえなかったようだった。これではせっかくコストを作った意味がないので、一か八かの追加コストを投入してホールドを追加することにした。

購入したのはTeknikのピンチ、スローパー、インカットカチ、ガバカチ。正直Moonboardのホールドはホールド単体としてはイマイチで、やりたいトレーニングができていなかったと思っていたので、目的のはっきりしたホールドに絞って選択した。追加後はこんな感じ。

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そしてその後になって、"Moonboard Mini"という規格が誕生していたことを知る。これは小型のムーンボードで、高さがなく室内に設置しやすいサイズになっており、なんとそのサイズがちょうどウチの壁とほぼ同じで、ホールドさえ買えばそのままMoonboard Miniとすることができると分かった。既存の課題もすでに多数発表されており、これなら制限の多かった縮小版ムーンボードと違って充分楽しめるだろうと思い、必要となる木製ホールド3セットを注文した。

スタートのフットホールドを付けるための垂壁のキックボードも下部に作製してホールドが届くのを待ち、何度も確認と催促を繰り返してようやく昨年12月半ばにすべてのホールドが到着、ホールド替えを行って完成した。

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ついでにカムを買ったときに練習用に作成したクラック(幅調整可能)も。木材のままではカムが効かないのでサンドペーパーを貼ってある。

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今は月パスも買わず、ジムは気が向いた時に行く程度で、残りは外岩とプライベートウォールのみだけど、短時間しか登らなくなったことにより、スタミナが落ちて平日のジムでもヨレるようになった気がする…。そしてジム仲間と楽しく登る機会が減ってしまったのと、そもそも昨年末はプライベートが忙しくて家で登る時間すらなかったので、スキマ時間に登れる壁があるのはありがたかった。

このままプライベートウォール中心でトレーニングを続けるとどうなるのか、プライベートウォールを活用して強くなるにはどうすれば良いのかを今後も検証していく。


石垣島でぐだぐだ核心

コロナで春の岩シーズンを棒に振り、GW恒例の甲信ボルダーキャンプすらできず、いつの間にかすっかりアウトドア派となっていた自分にとってはストレスフルな引きこもり生活を送っていたが、愛知ではコロナも落ち着いてきたし、GO TO キャンペーンも実施されるし、オリンピック開会式となるはずだった7月の4連休にはどこかに遊びに行こうとアンジェラと計画を練った。

候補として一番手堅いのは甲信ボルダー遠征。次点である帰省を兼ねての首都圏のジム遠征という案は、この時1日数人レベルでしか新規感染者の出ていなかった愛知から、第二波まっただ中の東京に行って戻ってくるのは憚られるということで却下。

アンジェラは季節的にもマリンスポーツがやりたいと希望し、一足先に梅雨明けをした沖縄が候補に浮上。ツアーを探してみると、コロナの影響か直前でも予約が空いている!沖縄本島も安く済むからいいけど、キャンペーンもあることだし、思い切って一度行ってみたかった沖縄の離島に行ってみようかと思い立ち、ちょうど4コマ漫画家クライマークニクニさんが移住して岩場の開拓をしている石垣島が熱い!ということで、石垣島旅行が最有力候補となった。

航空チケット予約の都合上、4連休前日から休みを取って5連休にし、最終日はレストという日程で予約した。しかし、やっぱり高いなぁ…と思い始め、今年はスノボやスケボーで趣味の出費も多かったし、低コストな安定の甲信ボルダーキャンプにしておくか、と石垣島の予約はキャンセルするつもりでいたけど、梅雨明けが延びに延びて4連休も雨…。甲信のみならず、どの岩場も無理っぽい。せっかくの5連休なのにどこにも出かけられずジム遠征は勘弁して!ということで、やはり思い切って出発3日前に石垣島旅行に決定。

出発当日に早起きしてスケボー練習をするという無茶をして、朝食後に荷物の最終確認をして出発。お店の半分がコロナ休業、普段なら連休一日前倒し出発の人で賑わっているはずの空港もガラガラ、しかもほぼ日本人のみという異常な光景。

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予定通りに昼過ぎに石垣島に到着し、レンタカーを借りてホテルへ。ハイブリッド車を運転するのは初めてだったので、慣れないシフトレバーに戸惑ったけど、静粛性はさすがで、耳の悪いアンジェラにとってはマイカーの乗り換え候補にハイブリッド車が大きく前進。

ホテルにチェックイン後、世界のビーチ100選に選ばれたという真栄里ビーチに行ってシュノーケリング。ハブクラゲ除けのネットが張ってあったこともあり、あまり開放感もなく水も思ったより濁っていてあまり魚もいなかった…。

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少しがっかりしつつも、ふらりと入ったお店で石垣島の味覚を堪能。石垣牛の握り

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ささみフライを載せたおにぎりのオニササ

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そして石垣島では雑草処理のために家畜として飼っている人が多いという山羊のホルモンを載せたやぎそば。

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これ匂いが強烈すぎてアンジェラは全然ダメだった。僕はゲテモノ好きなこともあって臭い系は割と大丈夫なので美味しくいただいたけど。

石垣島の手痛い洗礼を受けつつ、クニクニさんのいる石垣島唯一のクライミングジム「トップアウト」へ。

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ここでも手痛い洗礼を受けちゃうのかなとビビって登ってみたものの「石垣島に来てまで辛かったら面白くないでしょ!南国グレードですよ!」とのことで、故障中のアンジェラでも2級を気持ちよく登らせてくれた。とはいえ、ピリリと辛い2級もあり、調子に乗った僕は1級にもトライしてみたけど登れず…けど面白い課題だったなあ。クニクニさん大好物のピンチホールド多過ぎだけど!

3日目に外岩ボルダーガイドをお願いするので、どのエリアを廻るかの計画を立てて閉店までみっちり登ってお開き。

その後星空を見にバンナ公園へ。小川山くらいは見えるのかな?と思って空を見上げてみたら、全くの別世界だった。星の数が桁違いだし、天の川まで見える。そして流れ星がこれでもかというくらい頻繁に見える。小学生の頃、子供向けの本に「流れ星は15分に1つくらいは見えるぞ」と書いてあったのに、全然見えなくて嘘つきと思ったものだったけど、単に街の灯りで見えなかっただけなのね。後から思えば石垣島最大の衝撃は海よりも星空だったかも。これよりきれいな星空が見られるという波照間島にも俄然興味が沸いてきた。今回の旅程では無理だけど、次の機会には波照間一泊を入れたいなあ。

2日目は一日中シュノーケリングのツアー。ホテルの朝食はコロナの影響でビュッフェではなく弁当だったけど、食パンが僕好みの雑穀入りのパンだった。一般受けしなさそうなパンだけど、こっちでは普通なのかな?そういえばコンビニも沖縄・石垣島オリジナルの商品が多くて面白かった。「#丼」(ハッシュ丼)など、長州力コラボ商品は全国区でも受けそうなのになあ。

まずはホテルのすぐ近くの港から高速船で離島へ。

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ツアーの最初は潮が引いている時だけ現れる「幻の島」と言われる砂浜だけの島、浜島。全方位海だけ!という開放感がすごい。

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そして石垣島といえばマンタ。マンタポイントに移動してシュノーケリングをしてみたけど、残念ながらマンタには会えず。最近はなかなか会えなくなっているみたい。なのでマンタを売りにしているツアーは少なくなっているようだ。代わりにウミガメは見れたのでよしとする。

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いくつかのポイントを巡り、ウミヘビとニアミスしたり、ツアーで同行した年配のご夫婦がスキンダイビングしているのを見て、次はスキンダイビングを教わろうと誓ったり。

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ツアー後はジェラートを食べて日没を見に西側の海岸へ。岬が岩場となっているので、クライミングスキルを活かして登り、特等席で眺めることができた。

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夕飯はホテル近くの居酒屋へ。どこで食べても本土より圧倒的にもずく酢は美味しい。ここでも石垣牛と海鮮を食べて3日目に備えた。

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3日目は早起きしてサンライズSUPツアーに参加。SUPとはStand Up Puddleの略で、サーフボードのような板に立って乗って、オールで漕ぐというもの。スノボの著名インストラクターの方が夏はSUPを教えているので、ハマっているスノボに通ずるものがありそうで興味があったのだ。

スタートは海に近い河口付近からスタート。まずは座って漕ぎ、慣れてきたら立って漕ぐ。さすがに体験ツアー用の幅広で安定性重視の板だったので簡単に立つことができ、流れも穏やかだったので落ちる心配もなくグイグイ漕げた。

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ゴールである河口の砂浜に到着して日の出を見て(水平線ではなくホテルから出る朝日だったけど…)

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やらされ感満載の写真を撮ってもらい(自分跳びすぎ!)

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帰りは潮の流れに乗ってスイスイ進んで戻って終了。本当にちょっと乗ってみただけで、インスタ映え写真を撮ってもらうのが目的のようなツアーだったので、次はがっつりSUPに乗ってみたいなあ。

一旦ホテルに戻って朝食を食べて休憩してから、クニクニさんのガイドで外岩ツアー。最初のエリアは茂垣圭太さん初登の課題のあるクジラ岩へ。アプローチの海岸に向かう踏み跡で、浮かれてゴミをポイ捨てしたばかりに見せしめに狩られた観光客のなれの果てを発見!

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しっかりマナーを守るよう肝に銘じながら、少し砂浜を歩いてアプローチ。

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クジラ岩に到着。ほぼルーフの天井と下地の岩盤が口を開いた鯨のように見える。

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ここには初段と三段しかないので、近くの岩で適当にアップしてから早速初段の「オリオン」にトライ。ルーフなので遠慮なくムーブをばらしていくも、核心のゴール取り(ゴールはトップアウトではなく、ガバポッケのマッチ)の左手ピンチが悪すぎて全然出せる気がしない…。南国グレードなら「チョックストーンアタック」「around the corner II」という初段を登っているけど、今の調子の悪さ、暑さを考慮しても明らかに難しい。

特に限定はないらしいので、シンプルだけど保持力が必要な左回りを避け、アンダーガバが続く右回りのルートでムーブを作り、ようやく現実的な強度のムーブであらかたばらせたものの、一手一手の強度がそれなりに高く、ゴール取りが左回りほどでないにせよ悪いので、乗せ上手のクニクニさんのガンバを受けながらも、1時間ちょっとであっさり断念。ルーフ弱い…。

ちなみにアンジェラは岩のすぐ後ろの海岸でずっと泳いでいた。

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初日に行った海岸よりも段違いできれいだったそうな。クラゲ除けもないけど、特にクラゲは見かけなかったらしく、ツアーの人たちもいたので問題ないみたい。ツアーと違って自己責任だけど沖縄では禁止されているプライベートのシュノーケリングが満喫できるので、素晴らしい穴場スポットだった。

次の岩場に移動する途中のおしゃれなカフェでランチ。パスタの海老もプリプリ、付け合わせの野菜も美味しかったなあ。

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昼過ぎに今回唯一の山のエリアである野底へ。ここは最近クニクニさんが「ティンガーラ」というプロジェクトだった課題を登ったばかりの大きな岩が道路沿いにある。アプローチ0秒。岩質は不明だけど恵那に似たレンガ状にクラックの入った四角い岩。大きくてホールドもはっきりしている岩だけど、日当たりがめちゃくちゃいいのと、この日は風がなく湿度も高く、とても登れる状況ではなかったので、美容師の提案をやんわりお断りするように「今日はやめときます」と踵を返したくなったけど、とりあえず登ることに。

海がないので、ここではアンジェラも仕方なくシューズを履く。日の当たる面の初段はやる気にならないので、カンテ奥で木陰になっている2級の「マペトラ」にトライ。序盤の核心をアンジェラが越えられず、僕も一撃は逃したものの無事2トライ目でガイドさんのブラインドホールドへの誘導もあって完登。

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石垣島の中でも標高が高い、この岩の上からの景色は最高だった。是非この達成感を味わって欲しい。

最低限の任務はこなしたので、30分足らずで足早に最後の岩場である久宇良へ。ここは海岸線に琉球石灰岩と城ヶ崎のような岩質の岩で、課題が豊富に存在する石垣島最大のエリア。ここはアプローチが潮の満ち引きの影響を受けるので、この時期なら14:30以降にアプローチ可能とのことで時間を調整してきたのだ。ガイドさん役に立ってる!

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海岸を歩き、琉球石灰岩のケイブに課題が多数設定されているハブロックエリアへ。狙うは平山ユージさん初登の「アカショウビン」初段。ケイブの中ほどに垂れ下がったガバからケイブの出口のガバで終了。しかし琉球石灰岩独特のホールドの分かりづらさ、覚えにくさからオブザベの時点で苦戦…。

ようやく取り付くも、ガバガバの割にケイブ独特の立体的形状でなかなかムーブが作れない。ホールドを見失うこと多数。他の岩を見て回ったりしてレストしつつも、結局終盤の核心地帯まで到達することもなく時間切れ。「オリオン」よりは手がいい分やりやすいと思っていたけど、ルーフで手数が多く、足が切れまくる雑なムーブでは繋がらなそうな感じ。強度も結構高い。デブっている体重の負荷をモロに受けてしまった…。

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アンジェラが今回唯一まともにトライしたのはルーフの「かわせみ」3級。クニクニさんの完璧なガイドにより見事完登。

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帰り道の海岸に、いつもここに船で来て過ごしているという老夫婦に挨拶。何でもこの辺はウミヘビが多いらしく、アンジェラが泳いでいるのを見てよくやるな~と思っていたらしい。僕らが立ち去った後も二人してじっと椅子で佇み暮れゆく陽を静に眺めているのを見て、本土との時の流れの違いを感じてジーンときてしまった。

クニクニさんと別れた後は、近くのサンセットビーチへ。到着して駐車場代を払った直後に営業終了のアナウンスがあり、聞いてないよ!となったけど、日没まで車を駐めていてもいいと承諾を得たので、皆ぞろぞろ帰るのと入れ違いにビーチへ。ここはすぐに深くなり、水も濁っていたけど藻の周辺に魚が密集しており、そこを観察しているだけでも面白かった。毒を持つミノカサゴを間近で見て慌てて逃げたりした。

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後片付けをしながら日没を見て、帰りに回転寿司で石垣島ならではの珍しい魚をチョイスして食べてホテルに帰った。

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いよいよ最終日。昼過ぎに帰りの便に搭乗なので、午前中をどう過ごすか悩んだ末にTwitterでおすすめされた竹富島に行くことに。ホテルから小走りで離島ターミナルに向かうも、船は乗れるけど竹富島の名物である牛車の予約が取れず、アンジェラが牛車に乗れないなら勿体ないということで、今回は見送ってアンジェラがどうしても行っておきたいという川平湾へ。

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水がとにかくきれいという景勝地。この日は曇りだったのでパンフレットのような澄んだ水面とはいかなかったけど、それでも南国気分を満喫できるエメラルドグリーン。カヌーを通常のプランの倍の1時間乗ることに。

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誘導されるがままのツアーとは違って、行動可能範囲内を好き勝手に移動できるので楽しかった。自分たちはこういうのが性に合っているみたい。結構疲れるのと、当然日当たり抜群なので、むしろ曇りだったのはよかった。晴れの日に展望台から眺めるのはいいけど(残念ながら遊泳は禁止)、本土の6倍という紫外線を浴びながらカヌーを漕いだらきっと暑くて死んでた。

予定より早く戻ってきたけど、まだ時間ありますよと快く再度送り出してもらえて、みっちり1時間楽しんだ。良心的で良いツアー会社だったな。

石垣島最後の食事はケバブのお店で牛汁を食べてみた。テールスープと違って牛肉の臭みはあるけど、ホルモン系が大丈夫なら美味しく食べられるはず。肉の濃さでご飯が進む。

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アンジェラは新鮮な野菜たっぷりのタコライス。

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食後にお土産を買って、石垣島限定の塩バニラソフトクリームを食べて空港へ。

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運転中に突然腹痛に襲われて、コンビニを探すも最寄りまで10分近くかかるという田舎ならではの苦しみを味わいつつも、なんとか間に合って無事人としての尊厳を守れた。天気も僕のお腹とシンクロしているかのように、急変してスコールとなっていた。

空港でもお土産を買って、アンジェラがオリオンビールを飲んで石垣島旅行を〆。曇天で梅雨の雨がしとしとと降る名古屋に着いた途端に現実に引き戻された…。

石垣島ボルダーに興味を持たれた方は、こちらのブログから手順にしたがって問い合わせをすればトポを戴くことができる(感想を送るのをお忘れなく!)ので、今回ガイドをお願いしたエンターテイナー・クニクニさんのトップアウトのボルダリングガイドをこちらのページから申し込んでいけばさらに楽しめること間違いなし。きっと参加者が楽しめるツアーを提案してくれるはず。僕らもまたあの星空を見に行きたい。


小川山ボルダリングエリアガイドの差分核心

瑞牆に続いて、小川山待望の新トポが発売された。以前も新トポ発売の話は出ていたけど、ダイホールドがついに実現してくれた。監修は黒本の制作者であり、小川山で数々の課題を初登してきた室井登喜男さんなので、誰も文句は言えない。黒本が入手困難となり、100岩も分かりづらく課題が絞られていたこともあり、これでマイナーな課題にも再び光が当たることも考えると一層喜ばしい。


すでにいくつかSNSで話題になっているけど、今回も個人的興味に基づいて既存のトポ(主に黒本)との違いや新たな情報を確認し、以下にまとめてみた。


■トポ全体


新エリアとしては完全な新エリアはないと思うけど、八幡沢やマラ岩周辺、フェニックス岩周辺に新しい岩が増えている。ジャックさんの新課題については、なぜか東股沢エリアが未掲載となっている。


課題についてはスタートとライン、課題名とグレードのみの記載で、たまに写真にコメントが付いているものもあるが、基本的には課題の説明はない。せっかく室井登喜男さん監修なので、全部とは言わないまでも黒本程度には主な課題にラインの説明やエピソードを期待していたので、そこは残念。せめてヴィクターのカンテ1級はOTS(石の上スタート課題)であるとか、最低限の情報は欲しかった。

今回もVグレードが併記されており、初段に関してはV7とV8に分かれているが、ほとんどが機械的にV7とされている。既存課題では「緑のマント」「ころがる大根」「夜長」「皐月」「ありがとう」「神無月」「上弦」「一筆」「落武者」「御頭」がV8となっている。


また、2級もV4とV5に分かれており、「ヒッパルコス」「扇子」は難しめのV5となっている。ただし、元々マイナーグレードなので、これらの有名辛め課題以外はほぼV4に統一されている。


巻末にマスターピースとなる課題の一覧が載っており、海外からのクライマー向けに、ここだけ課題名が英訳されていて、結構格好いい。全課題やってくれればいいと思ったけど、本文ではここに記載されている課題も含めてただのローマ字表記なのは、このトポを頼りに訪れた海外からのクライマーが日本人に課題のことを尋ねるためなのだろう。


■リグレーディングされた課題


・「神の瞳」初段→1級
初登時は苔だらけで使われていなかったリップを使うのがスタンダードなムーブになっているので、これは仕方ないだろう。個人的な体感でも納得。

・「静かの海」三段→二段
チッピングされたとの噂で、リップの保持が良くなったということもありグレードダウン。僕は登っているけど、体感的に「大いなる河の流れ」と同じに感じたので納得。僕のRPグレードは下がってしまったけど、とても三段登れる実力はないと思っているので、スッキリした。ただ、この課題の人気が落ちてしまうことだけは心配だ。

・「犬小屋」二段→1級
下地が掘られ、初登時とムーブが違うそうなので。これも体感的にも納得。

・「春雪記」三段
僕は知らなかったけど、ロクスノに室井登喜男さんの初登情報が載っていたらしい(100岩にも載っているけど気付かなかった…)クジラ岩の「グロヴァッツ スラブ」の面を左から右にトラヴァースする課題。名前がカッコいい。二段からのグレードアップ。


・「真夜中まで」三段→二段
チッピングされたという噂の課題。残念ながらグレードダウン。

・「ミダラ」二段→初段
ロースタートである「真夜中まで」が二段になってしまった煽りで初段に…。僕はカチが持てなさすぎてちゃんとトライしたことはないけど、大ちゃん課題だから甘くはないだろうと思うのだが…。「真夜中まで」を二段+にする手もあったと思うけど、+/-グレードは二段では付けていないようだ。

・「バルカン」二段→初段
個人的には今回のリグレーディング最大の衝撃!ホールドに変化はないし、昔ホームジムのツヨツヨ外人さんも苦労していたし、僕も1年以上執着しているにもかかわらず核心の精度が悪く繋げトライに入れないくらい苦戦中で、リアル二段は厳しいなと思っていたのに…。誤植だと思いたい。


■リグレーディングされなかった課題

・「一筆」初段
大ちゃんが敗退したという噂のあった課題。元々難しい初段だったのが、スタンスが欠けたなどでさらに悪くなっていると聞いたけど、Vグレードで難しめのV8が与えられたものの、段級としては変わらず。

・「流れる」3級
「大いなる河の流れ」を完登したクライマーがクールダウンにトライして敗退していた課題だが、見直しはなし。ラインが「大いなる河の流れ」と同じスタートとなっているが、まさかね。

・「流れの中に」1級
一方、登りやすい1級として有名なこの課題はグレード変わらず。

・「変人」1級
黒本には載っておらず、ロクスノで発表された課題のひとつだが、これらの課題は見直されていない模様。

・「扇子」2級
人によっては辛いと言われるが、変わらず。個人的には2級で良いと思う。先に書いたようにV5と、難しめの2級とされている。ちなみに扇岩には今回三段、初段が設定されている。

・「石楠花」二段
僕は触ったことはないけど、難しいと言われる二段。何と「地ジャンではない」とのコメント入り。瑞牆の「インペリアル・マーチ」と同様に、また楽しませてくれるようだ。ガンバです。

・「スパイヤー」4級
辛いことで有名なスラブ課題。僕は3つのムーブで登っているけど、どれも4級には感じない…。

・「神無月」初段
・「皐月」初段
辛いことで有名な暦シリーズ。グレードアップ間違いなしと思われたが、VグレードでV8と難しめに分類されたものの、段級としては変化なし。「皐月」にはSD二段が設定された。

・「涙涙」1級
欠けて明らかに悪くなっているはずで、何人も敗退しているのを見ているのでリグレーディングされるべきだと思うが…。

・「ヒッパルコス」2級
地上からスタートすると2級は辛いが、スタートが初登と同じと思われる地ジャンになっており、2級のまま。

・「頭痛」「伴奏者」四段+
ロクスノで四段に認定されて、再登者の意見が集められたこともある不可能スラブの課題だが、今回両方とも四段+に落ち着いた。「不眠症」「不可能病」は四/五段なっており、Vグレードではひとつ上


・「緑の河」1級→初段
地味な意味不明課題がグレードアップ。

・「コンパウンド」4級
相変わらずラインが微妙で、左リップの一手課題ではなく、モノポッケを使って立ち込む体感1級ラインで4級のまま…。誰か4級らしく登って!

・「ギガント」初段
今回誰もが真っ先に思い浮かぶリグレーディング対象だったけど、変化なし。某4コマじゃないけど、かなりのクライマーがほっと胸をなで下ろしているはず。全体的に見て、ジャックさん課題はリグレーディングの対象外なのではないだろうか。「GOマントル」2級ですら変わっていないし。ちなみに「アストロノーツ」は今回未掲載。


■新課題

・「ゲンカンテ」1級
玄関岩のカンテ4級のSDバージョンに駄洒落な名前が与えられた。グレードは明示されていなかったが、1級となった。なお、スラブではないのにスラブ1級となっていたラインは消滅している。

・石楠花エリアの新課題
今まで目が向けられなかったいくつかの岩に室井登喜男さん初登課題が公開されている。初段から二段が豊富に存在しているので、新たな人気課題が生まれるか興味深い。

・「忘却の河2」三段
人気課題「忘却の河」のエクステンションで、さらに下部を左にトラヴァースして「忘れん坊」2級に合流してトップアウトする。課題名はなんとかならなかったのか…。「忘却の彼方」とか(センスなし)。

・「虹彩」三段
「神の瞳」の右側のライン。マントル課題か?室井登喜男さんが2011年に初登したらしい。

・「狸返し」1級
ジャックさん課題は変化がないのだろうと思われたが、灯台もと暗し岩に地味に新課題が。

・「小川山タンクス フィニッシュ」初段
往復して4級という珍しい課題にトップアウトのラインが設定された。

・「雨月ジャンプ」二段
雨月の右ライン。黒本では「違うタイプの課題が楽しめる」とあったが、欠けたと言われる影響か、右のラインはランジを示唆させる課題名となり、二段にグレードアップ。

・「真夜中まで芋掘り」グレード不明

「真夜中まで」から「芋掘り」に繋げるという、脱力感溢れる室井登喜男さん独特のお笑いセンスによる課題名。写真のコメントでこういう課題もあると紹介されているだけなのでグレードは不明だが「真夜中まで」が二段に変更されたので、三段くらいなのだろうか。


・"Dosage"二段
"Rampage"の左側のライン。課題名は映像ソフト繋がりのこんな名前だったのね。

・ナイトナース崩壊跡エリアに向かう途中にある林道岩周辺のボルダーに課題が設定されており、1級~二段も何本か設定されており、興味深い。


■その他情報


・「ラブリートラバース」の右から左に行く1級バージョンが消滅

・涙岩の「命」と言われていた無名1級に「涙目」という課題名が与えられた

・「シェルライト」2級
黒本のラインが分かりづらかったが、いきなりガバクラックを直上してマントルするのではなく、まず左にトラヴァースしてからマントルを返すことを示唆するラインが明示されている。

・金峰山岩の課題はジャックさんが下地を掘り起こして再発表されたが、今回は黒本に準じた課題のみ(トラヴァース課題と裏面の課題が追加)


・ヴィクターのダブルダイノ課題「ヴィクター」1級は課題名が「ヴィクトリー」1級に変更


・今回新たにエリア名が設定されたと思われる拝門天主はナイトナース崩壊跡エリアの先にあり、「スプリンター」として知られていた課題はすでに登られていたようで、「ダイアグラム」1級とグレードは変わらず名前だけが変わった。ちなみに「アイアンクロー」3級は「フローチャート」5級となったようだ。

・朱雀門の謎のカンテ3級が1級にグレードアップして「鬼宿」という課題名に


■おわりに


僕が馴染みの少ないエリアや高難度課題の変化については、気付いていない、または気付いてもスルーしているところもあるので、是非トポを購入して違いを確認して欲しい。


さて、個人的な感想としては瑞牆の時もそうだったけど、2級以下のグレードは低いけど難しい課題のグレードが再検討されることがなく、「コンパウンド」4級のような謎課題が謎課題のまま残ってしまっていることに、多少物足りなさは感じる。また、「神無月」や「ギガント」が初段のままである割に、「バルカン」の謎のグレードダウンを受けていたり、一般的な感覚とのずれを感じる(SNSの反応を見る限り)。


グレードに関してはトップクライマーによるグレード協議委員会を作るという話があったような気がして、期待していたんだけど、有名エリアだけでもいいから集合知でなんとかならないかなあ。基準が見えてこない今回のトポで確定してしまうのは残念だと思う。


また、読み物として「瑞牆クライミングエリアガイド」ほどの素晴らしい内容は望めないにせよ、登り方や限定のような情報はもちろんのこと、室井登喜男さんならではの課題に関する秘話をもっと惜しみなく引き出して欲しかった。絶対に尽きることのないネタを持っているだろうし。


ともあれ、今まで入手できるトポが100岩とそれをもとにしたボルダリングエリアガイドしかなかったことを踏まえると、黒本以上の情報が入手できるようになったことは感謝しかない。時期的にも小川山に行って未知の課題を見て廻るにはちょうどいいので、是非トポを持って行ってみてはいかがか(僕はしばらく自粛するけど…)。



Garageでチョークテスト核心

コロナ下で皆がインドアでのフィンガーボードトレーニングに励むなか、東京粉末が「インドアトレーニング用の粉末が飛散しない液体チョーク」を開発しているそうで、被験者としてサンプルをいただくことができたので早速チョークテストを行ってみた。

開発中サンプルはボトル裏面の日付が書かれた文字の色によって、赤=炭酸マグネシウム多め、緑=粘度高め、の2種類があるらしい。使用方法は手を洗ったうえでよく振って、かなり少なめに付ける、とのことで、今回もそれに従った。

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■使用ホールド
通常のクライミングホールドへのフリクションテストとして、自宅のハーフムーンボードのホールド(Hold Set B No.141)と、クライミングホールドとは異なる素材かつメジャーなフィンガーボードへのフリクションテストとしてBeastmaker2000の2番目の傾斜(30度)のスローパーを使用する。


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■計測方法
ホールドは人差し指、中指、薬指の3本を使って両手でマッチ、Beastmakerは両手で4本指パーミング。計測開始と同時に足を浮かせ、肘を伸ばしデッドハングをして、耐えきれず落ちた瞬間に計測終了。

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落ちた後はホールドをブラッシングしてチョークを落とし、5分以上のレストを空けて完全回復してからトライする。なお極端な乾き手の僕は、本気トライの時は普段チョークを付ける前に濡れタオルでチョークを拭き取り、完全に乾ききらないうちにチョークを付けてからトライしているので、今回もそうしている。手がどの程度乾いたらチョークを付けるかは計測せず、普段の経験に基づいた感覚で行った。

■比較対象
・GRASP/Grasp Dry…ジム、外で普段使用しているチョーク。通常価格帯のチョークとしては個人的に最もコストパフォーマンスに優れていると感じている。これより劣る性能であればあまり使う意味はない。


・PD9/PD9 for Climbing+Grasp Dry…僕が全幅の信頼を寄せるチョーク下地。コスパは悪いため、限界グレードでの本気トライにしか使えないけど、ホールドの材質、岩質にかかわらず安定かつ強力なグリップ力を発揮する。これより優れているようであれば常時携行する価値あり、というベンチマーク。なお、PD9だけで使用することも可能だけど、僕はあくまで下地としてチョークも付けるので、今回はGrasp Dryを使用。


・東京粉末/Garage…今回のメインとなるテスト対象。液体チョークなので、ある程度乾いてからトライしている。完全に乾ききるまで待たないのは上記のように僕が乾き手で、少し湿気が残っている方がグリップするため。

・ADD FRICTION/GripOn…液体チョークの比較対象として。チョーク下地としても使えるけど、今回は単体で使用。


・東京粉末/Boost+Grasp Dry…ハマる時はPD9以上のグリップ力と粘りを発揮する高級チョーク下地。Grasp Dryを併用。

・BLACK DIAMOND/Pure Gold…BLACK DIAMONDが最近出した、チョークに混ぜることでグリップ力をアップさせるという新しい使い方のブレンド用チョーク。そのまま使用することも可能ということなので、今回は普通のチョークとしてブレンドせずに使用。購入してから使っていなかったので、今回ついでにテストしてみることにした。

・NST/Eco Grip Gel…結構前から販売されている製品で、ほぼ固形に近いジェルを手にすり込むと乾いて白くなり、グリップする。粉末が飛散しないということで、数少ないホームトレーニングでも安心して使えるチョーク。ジムの飲み会のゲームで景品としていただき、自宅で使用している。

■トライ方法
ホールド編では上記のチョークを使用して上から順にトライし、ヨレを考慮してEco Gripまで計測が終わったら、逆順に2回目のトライを行い平均化した。僕は普段ヨレないタイプだけど、さすがに限界まで保持し続けるトレーニング的なトライを重ねると保持力は落ちるため(体重が増えていることも大きいけど…)。折り返し点となるEco Gripは時間の都合上凡庸な記録であれば1回で済ませる。

人気の東京粉末BLACKが含まれていないのは、単に切らしているのと、これまでのテストでGrasp Dryとほぼ同等の性能だったと記憶しているため、今回は割愛した。

Beastmaker編は、室内で使えるチョーク選定の意味が大きいため、今回は基準となるGrasp Dry、PD9+Grasp Dry、Garageの3つのみで比較した。試技は1回のみ。終わってから気付いたけど、Eco Gripも計測すべきだった…。

■結果
合計2時間にわたるトライの末、結果は以下のとおり(単位はs=秒)。

ホールド編
1.Garage…1回目43s+2回目37s=合計80s
2.PD9+Grasp Dry…43s+36s=79s
3.Boost+Grasp Dry…33s+29s=62s
4.Grasp Dry…31s+25s=56s
5.Grip On…30s+24s=54s
6.Eco Grip Gel…25s×2=50s(試技1回のため単純に倍加)
7.Pure Gold…19s+16s=35s

Beastmaker編
1.Garage…25s
2.PD9+Grasp Dry…24s
2.Grasp Dry…20s

なんとびっくり、まさかのGarageが本命PD9を超えてしまった…。強力なグリップ力だけを売りにしたチョークではないのに。僕の東京粉末贔屓のバイアスが働いてしまった可能性もあるので、サンプルが残っている限り、また別条件(異なる素材のホールド、岩など)で比較したり、実際のトライで使用してみて実戦でもテスト同様のグリップが発揮されるかどうか試していきたい。

Garage(赤、炭酸マグネシウム多めバージョン)の使用感としては、もう一つのバージョン緑よりも粘度は低いはずだけど、結構ドロっとしている。初期のPD9と同じくらい。そしてEffectと同じアロマの香り。使用量が少なめということもあるけど、乾いた後はGrip Onほど白くはならず、乾きもしない。グリップした瞬間はRXのようにビタっと止まる感触はないけど、とにかく粘る。「あ、落ちる」と思ってからもグリップが持続する。

この性能で粉が飛散しないのであれば、自宅トレーニングはもちろんのこと、ジムでこのチョーク以外使用禁止にすればホールド磨きも掃除も不要?!そんなことないか。ともあれ、このまま、もしくはこれ以上の性能になって製品化されるなら、自宅トレーニング用として常備する。下手したらジムや外でも高価なPD9の代わりになるかも知れない…PD9よりmlあたり単価が同じか安ければの話。いや、チョーク付けなくていい分PD9より高くてもいいのか。あ、価格設定もこれからだろうから、余計なことは言わないでおこう。この性能ならば投資は厭わないけれど。

■番外編
後半オンライン飲み会をしながら空気を読まずにテストを続けていたけれど、オンライン飲み会が終わってからあるチョークの存在を忘れていたことに気付いた…。ということで、2時間くらい間が空いてしまって、体が冷えてしまい保持力も落ちて単純比較はできないけど、参考程度に追加テストを実施。

・東京粉末/RX…粉末チョークとしては個人的に高級チョークの代名詞・FRICTION LABSのチョークよりもグリップ力が高いと感じている切り札的存在。確実にグリップ力がアップするPD9と異なり、対象・環境によっては全く効果が体感できないこともあるけど、ハマると保持の瞬間にビタっと止まり、ずり落ちる気がしない。その上粘りもある。チャンキータイプだけど、僕はチョークボールを使用しているので砕いたRXだけをチョークボールに入れている。乾燥して水分の比率が変わってしまうけど、僕はそもそも手に付ける前に手を濡らしているのであまり気にしていない。余談だけどPD9と併用すれば最強、とはいかず、むしろGraspとの組み合わせの方が良い場合もある。というか、ほぼ相乗効果が発揮されたことはない。残念。

ホールドとBeastmakerで1トライづつ実施。その結果は

ホールド編
・RX…46s×2=92s

Beastmaker編
・RX…20s

さすがRX、ホールド編ではGarageの43s(2回合計80s)をあっさり上回る結果。しかし材質的に相性が悪そうなBeastmakerでは予想どおり凡庸な記録。まあフィンガーボードトレで高級チョークを使う意味はあまりないけれど。

そんなわけで、最後にRXがかっさらっていったものの、Garageが製品化された暁にはあらためて複数の環境下でテストをしてみたいと思う。そもそも以前行ったチョークテストの記事はもっと色々な環境下でテストをしてから、と暖めていたら腐って下書きのままだし…。新しいチョークも次々と発売され、データも古くなるので、この機会に以下に当時に書いた草稿を少し手直しして公開する。画像は割愛。今回のテストを含めて参考になれば幸い。

===ここから昔書いた草稿(長いのでざっと参考までに)===

■小川山チョーク下地編(2018/7実施)
「静かの海」にトライしていたとき、その効果を実感し、アンジェラが完登を願ってレンタル用1Lボトルを3本まとめ買いしてくれて以来、PD9にはお世話になっていた。その後、3L分(1本50mlのバラで買うと60本分!)をほとんど使い切ってしまったので、本気トライの際のチョーク下地を買わなければならなくなった(グレードはお金で買うんです)。

しかしPD9はモデルチェンジされてしまったし、今は他にもアンジェラが愛用する「ASTRO」や「ADD FRICTION」など、別の製品もある。そこで、ポストPD9を決めるために比較テストをしてみることにした。

チョーク下地の効きは気温、湿度、皮膚のタイプ(乾き手、ぬめり手)、ホールド(ジムか岩か)など、数々のファクターに左右されるけど、重視したいのはやはり岩、特に触れることの多い花崗岩の岩。ということで、実験の場は小川山、それもフリクションが必要となる沢沿いの流れ岩にある課題「大いなる河の流れ」のスローパーとすることにした。

実験方法
・ホールドとして、小川山石楠花エリアの課題「大いなる河の流れ」でマッチするスローパーの部分を採用。ホールドする部分にティックマークを付けて、同じ場所を持つようにする
・結果はそのホールドをマッチしてぶら下がり、離陸してから落ちるまでの時間を計測
・トライのたびに手を濡れタオルで拭い、チョーク下地を洗い流したうえで、ある程度水分が抜けてから下地をつける
・テストする下地をつけた後にチョークボールでチョークをつける
・テストに使用したチョークはすべてGraspのレギュラー
・僕はスロースターターなので、充分にアップを済ませた後にトライ(でなければトライのたびに調子が上がってしまうため)
・実験方法から、トライを重ねるごとにヨレでトライ順が後になるほど力が落ちて成績が悪くなる可能性があるが、今回は考慮しない。次回は2回ずつトライし、2週目は逆の順番でトライする方法が良いかも

トライ順は特に意図はないが、以下のとおり。
1.水とチョークGRASP Rのみ
2.ADD FRICTION
3.ADD FRICTION WET
4.旧PD9
5.新PD9
6.BOOST
7.ASTRO
8.ASTROのみ
9.SECRET STUFF

結果
1.ASTRO…37.51
2.旧PD9…33.85
3.BOOST…31.04
4.新PD9…23.67
5.水とチョークGRASP Rのみ…22.83
6.ADD FRICTION…21.44
7.ASTROのみ…21.00
8.SECRET STUFF…17.93
9.ADD FRICTION WET…2.63

意外なことに、ASTROが本命旧PD9を大きく上回った。磨かれた花崗岩に合っていたのかも知れない。そして薄めの新PD9はやはり旧PD9には遠く及ばず…。これでは薄めて新発売と言われても仕方ない。BOOSTは準備が面倒なためあまり使ってこなかったけど、旧PD9に匹敵する性能。周囲に愛用者が多いADD FRICTIONは僕は逆にぬめってしまうので使ってこなかったけど、今回のテストでも予想通り下地なしに劣る結果。特にWETは油を塗ったくらいの逆効果。あくまで極端な乾き手の僕に合っていないのだろう。


■ジムチョーク下地編(2018/8実施)
ホームジムのシステムボードに付けられたスローパーで行ったチョーク下地テスト。

トライ順
1.水とチョークGRASP Rのみ
2.SECRET STUFF
3.ASTROのみ
4.ASTRO
5.BOOST
6.新PD9
7.旧PD9
8.ADD FRICTION WET
9.ADD FRICTION

結果
1.旧PD9…28.2
2.新PD9…26.7
3.ADD FRICTION…23.7
4.水とチョークGRASP Rのみ…19.4
5.ASTRO…18.4
6.ASTROのみ…18.0
7.SECRET STUFF…17.1
8.BOOST…16.0
9.ADD FRICTION WET…6.5

小川山と違ってPD9が圧倒。新バージョンでもほぼ変わらないグリップ力を発揮した。そして合わないと思って使ってこなかったADD FRICTIONが予想外の健闘。持続力に関してはPD9以上に思えるので、リードではPD9よりも良いかも知れない。WETは相変わらずぬめるだけだけど。ASTROはジムでは通常のチョーク以下の結果に。BOOSTもこのホールドには合わなかったようだ。


■ジムチョーク編(2019/3実施)
東京粉末を中心に、家にあったチョークを一通り持ち込んで下地なしのチョークのみで前回のジム編と同様のテストを実施した。

トライ順
1.GRASP DRY
2.GRASP R
3.東京粉末 BLACK
4.東京粉末 EFFECT
5.東京粉末 SPEED
6.GRASP WET
7.東京粉末 RX
8.東京粉末 V3
9.PlayMountain!超粉

結果
1.東京粉末 RX…25.6
2.GRASP DRY…23.9
3.東京粉末 BLACK…21.1
4.東京粉末 SPEED…20.5
5.東京粉末 EFFECT…19.7
6.東京粉末 V3…18.0
7.GRASP REGULAR…17.9
8.超粉…14.0
9.GRASP WET…11.5

RXが圧倒したものの、GRASPがBLACKを上回る健闘。1トライずつだったので参考までに。ホームジムでもらったオリジナルチョーク超粉は一度使った時に、逆に普段使っているチョークがいかに優秀かを知ることになったけど、テストでもやはり予想通りの結果。


■ジムチョーク編2(2019/7実施)
新しいチョークが増えてきたのでホームジムで実施したテスト。

トライ順
Grasp Dry
東京粉末BLACK
パンダチョーク
Black Gold
RX
Grip On
Grip On+Grasp Dry
PD9+RX
PD9+GRASP DRY
Grasp Dry(2回目のヨレ確認のため)

結果
1.RX…31.2
2.Grasp Dry…28.4、27.0
3.PD9+Grasp Dry…27.6
4.東京粉末BLACK…26.7
5.PD9+RX…26.3
6.Black Gold…23.4
7.Grip On…22.7
8.パンダチョーク…20.8
9.Grip On+Grasp Dry…20.3

だいぶ雑なテストだったせいか、PD9が逆効果という普段の体感を覆す結果になってしまったけど、この時は夏で湿気が多かったので、こういう環境だとPD9はあまり効果を発揮できないということかも知れない…けど一年前のテストも同じ時期だったので、単にブレなのか?そしてRX単体は最強、ただしRXはPD9との重ねがけは逆効果。GraspDryは東京粉末BLACKをわずかに上回ったものの、誤差の範囲。Grip Onはぬめり手の嫁は愛用しているけど、僕には合わなかった。高かったBlack Goldがダメだったのは残念。パンダチョークは価格相応。



■ジム総合編(2019/7実施)
新しく出た東京粉末Super BLACKとYAMA TECHを試したくて実施。ついでにこれまで高くて使ったことのなかったFRICTION LABSの製品を試してみた。とりあえずジム用としてUnicorn Dustを購入したのと、以前使って合わなかったけどジムの景品でもらったのでチョークボールタイプのMagicを加えた。

種類が多いので、まずは予選としてざっくりと1トライずつ、LAPISのフィンガーボードの上部中央スローパーに片手ぶら下がりで計測。モノによっては検証のため再度トライした。

結果
1.BOOST+Grasp R…6.7
2.Super BLACK…6.5
3.PD9+RX…5.6
4.ADD FRICTION赤+Grasp Dry…5.6
5.RX…4.8
6.ASTRO+Grasp R…4.6
7.SECRET STUFF…4.5
8.PD9+Grasp Dry…4.1
9.ADD FRICTION青+Grasp Dry…4.1
10.V3…4.2+3.3
11.Grip On…3.6
12.YAMA TECH…2.6+4.2
13.Unicorn Dust…3.5+3.2
14.Grasp Dry…3.2+3.2
15.Black Gold…3.2+3.2
16.Grip On+Grasp Dry…3.2
17.Magic…2.7

以前のジムテストでは成績の良くなかったBOOSTがポールポジション獲得。ホールドの違いによるものか。そしてSuper BLACKがRXを超えてきた。PD9+RXの重ねがけも今回は効果あり。YAMA TECHはぶれが出てしまったけど、良くも悪くもない結果。そしてFRICTION LABS軍団は振るわなかったものの、液体チョークSECRET STUFFが活躍。

決勝
1.RX…8.4
2.BOOST+RX…6.3
3.Super BLACK…5.8
4.ADD FRICTION青+RX…5.4
5.BOOST+Super BLACK…5.3
6.SECRET STUFF…4.7
6.ASTRO+RX…4.7
8.PD9+RX…4.6
8.ADD FRICTION青+Super BLACK…4.6
10.PD9+Super BLACK…4.4

決勝は予選の結果からフィーリングでチョイスし、下地との組み合わせのバリエーションを適当に増やして実施。RXが圧倒。BOOSTとのかけあわせは逆効果。


■ジムチョーク編3(2019/12実施)
新しいチョークを試すためのテスト。スローパーでのテストと、2回目はLAPISのフィンガーボードの上部中央のスローパーに片手でぶら下がって計測したもの。

トライ順
Grasp Dry
RX
PD9+Grasp Dry
Mighty Grip
Super Black

結果
1.RX…22+4.6
2.Mighty Grip…20+4
3.PD9+Grasp Dry…20+1.9
4.Super Black…18+1.8
5.Grasp Dry…17+2

相変わらずRXは強いけど、期待のBLOOM No.2 Mighty GripがPD9に匹敵する健闘。さほど高くもないので、コスパは相当良いかも知れない。本命Super Blackは期待外れの結果に終わってしまったけど、元々花崗岩で評価の高いチョークなので、岩でのテスト実施が待たれる。

===ここまで昔書いた草稿===

■おわりに
同じやり方、同じチョークでも結果が大きく異なっている場合もあるけど、ブレはもちろん、気温(室温)、湿度などの環境や僕自身の調子による違いによるもの。テストをするのであれば、僕自身の調子はともかく、一番大事なハイシーズンに、さまざまな環境(異なる岩質、気温低くてパリパリ、雨後など)で行うことが重要だろう。できる限りブレの少ない結果を迅速に得られるようテスト方法を試行錯誤して、今後もテストを重ねていこうと思う。


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プロフィール

SEN

Author:SEN
外岩好きのボルダラー。リードもたまに。175cm、62kg前後、リーチは178cm。アップに90分は要する超スロースターターなのが悩み。

元々ジム専だったものの、初段が落とせるようになってからは外ボルに取り憑かれる。シーズン中は毎週のように外岩に行っているように思われているが、仰るとおり。嫁は関西弁のアンジェラ(青森生まれ)。

以下過去の主な完登課題。

■御岳
マミ岩右SD2級
すべり台トラヴァース3級(OS)
デッドエンド1級
変形忍者返し初段
忍者返し1級
ファットアタッカー初段
とけたソフトクリーム岩トラヴァース初段
子供返し初段
勅使河原美加の半生初段
立ち鵜1級
命ちょーだい2級
丸こんにゃく右1級
チキンSD2級
御岳こうちん2級
丸こんにゃく左1級
デッドエンド左初段
遊歩道岩トラヴァース1級
素登り初段
イギリス人のトラヴァース2級
私の見栄1級
命ください中央2級
デッドエンド横断初段
白狐岩SD2級
オーストラリア岩カンテ右3級(FL)
マミ岩トラヴァース2級
遊歩道岩逆トラヴァース初段
豚の鼻1級
A/B岩トラヴァース初段
丸こんにゃく中央1級
マルガリ初段
ジャンピングフック1級
マミ岩階段1級
水の詩3級
亀返し初段
私の家(リップVer.)二段
凹角右抜け3級
モンキーポッケ初段
命ください右1級
トラヴァースボルダー左→右1級
エゴイスト(中継カチあり)初段
御岳洞窟1級
ファット・ブロッカー初段
猫砂1級
In Ome!(仮)1級くらい

■小川山
芋掘り1級(FL)
穴社員3級(FL)
達筆3級
神の瞳初段
コンケーブ3級
プーシェ3級(FL)
変人1級
流れの中に1級
ベヒーモス1級
メイ3級
ルー2級
ギガント初段
狸寝入り2級
目薬パチパチ1級
ライトスパイヤー3級
エイハブ船長1級
モルボル初段
三日月ハング1級
太古3級
きたない大岩左側壁のカンテ1級
サブウェイ3級
黒豆岩左2級
黒豆岩右2級(FL)
黒豆1級
田嶋ハング初段
キングチョックレフト1級
ファルコ初段
犬小屋二段
忘却岩マントル2級
飛沫二段
スィール3級
太鼓判初段
ラブリー・トラヴァース左→右初段
モンスリー1級
烈風初段
忘却の果て初段
フィロソフィー初段
露岩スラブ3級
露岩マントル2級
玉葱左3級
縦ダイク3級
冬枯れ2級
静かの海三段
キャンプ場ボルダーD岩左→右2級
石の魂(ポケット使用)1級
扇子2級
虹の入江初段
コンパウンド4級
涙岩1級(命)
The Two Monks二段
梅見る頃を過ぎても1級
アストロノーツ初段
八月二段
逆フィロソフィー初段
アイアンクロー3級(FL)
スプリンター1級
流れる3級
隠れ人1級
ヒッパルコス2級
大いなる河の流れ二段
モファット・トラヴァースⅠ1級
延長サブウェイ1級
ミダラ後半1級
ヴィクターカンテ1級

■笠間
ラブタッチ3級
ベンチ岩2級
大黒岩トラヴァース2級
ハングマン2級
シンプルファイター1級
スーパーマントル2級
樹海初段
ワシントン倶楽部2級
ハートビートカンテ2級
かさまん2級
きのこ岩トラヴァースSD1級
エ・モーション1級
シンプル&ディープ初段

■川井
ミエールSD3級
ブロック2級の右の1級(FL)
I've2級
イノバウワー3級
ミワタク初段
ブロック2級
ラブリー3級
ベッケンバウアー1級

■湯河原幕岩
ノーズ2級
ノース2級
のっぺり3級
貴船初段
ダイヤモンドバスト3級(OS)
パイプライン初段
米蔵2級Ver.
ダイヤモンドスラブ2級
湯河原ジャンプ3級
展望台2級
サンセットダディ1級
アイアンメイデン3級
木漏れ日1級
サブウェイ二段
秋晴れ初段
Wプロジェクト二段
バーリアル1級
ローリングストーン3級
ジャッキアップ2級

■天王岩
ウラヌス二段
般若初段

■十里木
深呼吸1級
超深呼吸初段

■北山公園
ナインティナイン3級
鉄人3級(FL)
ホールドアップ2級
股フックカンテ2級
林トラヴァース3級
シャークハング3級(FL)
お昼寝フェース1級
バーカーヘッドマントル1級
インシュリン3級
ウマノリカンテ3級(FL)
木下フェース中央3級
ショーギノーマル1級
火の用心左フェース1級
飛龍1級
スコーミッシュゾンビ2級
ドラの音2級
キーホールネオ1級(OS)
空手oh!1級

■笠置
黒い豚カレー1級(FL)
のっぺりカンテ3級

■裏御岳
ジュリエット1級
男一徹3級
一徹右2級
クライマー養成ギプス2級
めがね初段
ジョニージェニージャニー初段

■瑞牆
シャリシャリ君SD3級
祭の花1級
あかね雲3級
桜餅2級(OS)
カラクリ1級
百里眼1級
泉の家初段
花畑1級
ガリガリトラバース2級
夜を待ちながら2級
日々の暮らし1級
少年3級
角衛門マントルV5
穴くまじろうV5
ガリガリ君1級
普通の日初段
夏への扉1級
ジュゴン初段
指人形初段
コールドスリープ1級
穴熊ントル1級
DKマントル2級
玉2級
猫頭エリア無名初段
ナーガ1級
算術1級
竜王初段
倶利伽羅初段
エンドロール二段
羽音2級
黎明期SD3級
背伸び運動3級
インペリアルマーチ1級
骨拾い1級
草笛1級

■具志頭
Around The Corner II初段
パインライス1級
チョックストーンアタック初段
オザーンの怪力トラバース1級(FL)

■笠置山(恵那)
エル3級(FL)
エンカイ1級
SOS2級
エルエル2級(OS)
ウォールフラワ3級
積木1級
皇帝ペンギン初段
エキドナ初段
シュクラン1級
三十路ボンバイエ3級
ノムール1級
ダイヤモンド初段
イルカ1級
ブライル2級
ウォールブライル2級
孔雀王初段?
ナイフのようなカンテ初段

■豊田
兄貴e
一難去ってd
ヘタd
蛇の目e
ティータイムd
ノミのジャンプd
うねりf
文明開化e
やせがえるd
ゴーストザッパーf
ピーターラビットe
緑e
枯れ葉e
枯山水e
ムーンサルトe
鯉のぼりe
半生茶e
きび団子d
瞬間芸e
石器d
ため息d
大盆栽d
王滝クラックe
極上おつまみe
破壊d
小鯨e?
タスキSDe
氷雨e
オレひざe
ポールd
デッドブラインドd
デルタd
バックトゥ・ザ・フューチャーⅢd
俊トラe
D助d
叫びe
手長猿d
ラースベイダーe
パンタグラフc
ポールポジションd
すりこ木d
球根e
寅トラe
へそe?
はたた神e

■SSK
ナルコレプシー初段
なまはげ初段(FL)
パスウェイ初段

■塩原
後悔3級
エロンチョ4級
Dライン3級(FL)
タンニャバード2級
鳥2級
桜3級(FL)
マントル職人初段

■フクベ
KIWA1級
マジック初段
カワゴイ1級
トリケラトプス初段

■下仁田
橋の下1級
道化師初段
クラック状岩2級

■城ヶ崎
富戸の冬1/2級
富戸の春初段
文殊初段

■安達太良
普通の人1級
柴田ランジ1級

■霊山
宝の山R3sd
休日出勤R3sd

■白州(神宮川)
秋天1級
川1級
ダイヤ2級
いぶし銀2級

■神戸
ディエス初段+

■三峰
一輪車初段
涼しいマントル初段
上級者への登竜門3級

■白州(尾白川)
高砂2~3級(FL)
烏蛇2~3級
剣の道3級
白蛇3級

■富士川
Rebellion初段
破れ傘初段
トキオハング初段

■王子ヶ岳
安藤さんカンテ2級
スプーンカットフェイス1級
グリコ3級(FL)
ナテハ3級

■黒潮ボルダー
松風1級
百と八つの流れ星
愛と絶望の狭間1級
季節外れの入道雲2級(FL)

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